【関根珈琲舎】第22回 「Life is very short.」  2008/3/1記事

数年前に「今がわかる時代がわかる世界地図」という本を買いました。

 

そこに掲載されていた世界の平均寿命…1位は日本の80.7歳でしたが、最下位はザンビアで、なんと38.0歳

 

200803世界の平均寿命

 

そして驚くことにアフリカ大陸のほとんどの国の平均寿命が、30〜40歳代という驚きのデータでした。


理由は乳幼児死亡率の高さと、HIVの流行とのこと。

私は今年44歳になりますから、アフリカに生まれていたら、もう当たり前に死んでいる年齢なんだということを知って驚きました…。


 さて今年1月のコラムでは我が家の人生企画の話をしましたが、実は私が最初に作った人生企画では、自分の寿命を78歳に設定していました…。

それは私の祖父の寿命が78歳だったからです。


先日それを母に話したところ、親心からなのか「78歳じゃ短いよ。」と言われましたが、実は、私の父が亡くなったのは58歳

 

49歳で発病した脳腫瘍で、その後言語障害、半身不随で10年間の闘病生活の後の死でした。

働き盛りの年齢だったので、とても遺恨を残しての死だったと思います。


 そんな父の年齢に近づいてきた今現在の私自身を考えてみると、まだまだやり残したことがいっぱいあって、死んでも死に切れません…。


でも父や、アフリカの人々のことを考えると、78歳まで生きられる保障はどこにもないんですよね。

だからこそ「明日死んでも悔いはない」と言えるような人生に早く到達しないといけないなあ…と最近、よく考えるようになりました。

 

またこの歳になって、あれは父が身を持って教えてくれた教訓なのだと考えるようにもなりました…。


毎日、何かに追われるような強迫観念と共に、目の前の仕事をこなすことに目一杯だった30歳代…。

その時は、やってもやっても次々現れる仕事や作業を一生懸命続けていれば、いつかは楽になると信じていましたし、そしてその延長線上に、いつかは成功のゴールがあると信じていました。


その後40歳代になって、夫婦で人生企画をするようになってから、自分の中で大きく人生観が変わってきました。


少なくとも、30歳代にやっていた「がむしゃらに目の前の作業をこなす」ことの延長線上には、成功や理想の人生はないことに気づきました…。


当時の私の中では「頑張って仕事が軌道に乗れば、もっとやりたいことが出来る」という漠然としたもので、それ自体が「仕事が目的である」ということと何ら変わりないということに気づいたからです。


さて話は変わりますが、先日、何かの記事で「月に行こうと思ったからロケットが出来たんだ」といったコピーが目に飛び込んできました。

 

楽天の三木谷社長の言葉だったかと思いますが、「飛行機がどんどん進化していってロケットが出来たのではなく、月に行きたいという強い思いが、ロケットを開発させたんだ」といった内容のお話でした。


以前にもこのようなお話を別のところで聞いたことがありましたが、なるほど、まさしくこれなんだとつくづく感じいってしまいました。


やはり「最初に何をやりたいかをはっきりさせて、そこまでの地図を描く」ということが大切なんですね…。

 

私の大好きなビートルズのWe can work it outという歌の中に「Life is very short and there’s no time.」という一節がありますが、この歌をこれからの自分の人生のテーマソングにしようかなどどバカなことを考えたりしつつ…(笑)、今現在、当たり前にやっている目の前の作業にも常に疑問を持ちながら、「俺はいつ死んでも悔いはねえ!」と早く言えるように頑張りたいと思っています。

それでは、また来月!


《2008年3月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》