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夏の風物詩といえば、やっぱりお祭りですね…。
蒸し暑い夜に祭囃子で夕涼み、大人も子供も何となく開放的で楽しい気分になります。
さてそんなお祭りの大半が、実はお米に深い関係があるということをご存知でしょうか。
また日本に古くから伝わる伝統行事や、伝統芸能の由来も、稲作に深い関係があるものばかりです。
2,000年以上の歴史を持つ日本の稲作ですが、どんなに農耕技術が進歩しても、人間の力の及ばない大自然に左右されるのが米づくりです。
昔の人々が天を仰いで、豊作を祈り、やがて祖先の霊などを田の神として信仰するようになったのは、ごく自然のことだったのでしょう。
日本では昔から山は神の住むところとして、あがめられてきましたが、春には田を耕すのに先立ち、山から降り立った田の神、水の神などが、農耕を司り、そして秋の収穫を見届けてから再び山へ帰ると考えられて来たようです。
稲作の作業はこういった神の行き来と重ね、その節目ごとに神への歌や踊りを奉納し信仰を深めてきました。こうして生まれた行事が、お祭りであり、また伝統行事として今に伝えられています。
神社に行くと一本の木や、石にしめ縄を張っているのを見かけますよね。これがもともとの神社の始まりだそうです。
特にご神木は、水の神が春になるとその木をつたって下りてこられ、秋になるとその木をつたって天に帰ると考えられていたようです。
◆神社のお社のルーツは高床式倉庫!? |
そして今の神社のお社は弥生時代の高床式倉庫が始まりだと言われています。
その名残で神社のお社はみな高床式になっているとのこと…、昔の人にとってお米をしまっておく倉庫がどんなに大切だったかということが良くわかります。
稲の神を奉った倉庫がそのままお社になったのかもしれませんね。
◆相撲や歌舞伎も、お米と深い関係が…。 |
行事の衣装や横綱の土俵入りなど、とても厳かで華やかですが、実は相撲も弥生時代の頃から豊作を祈って神に捧げた祭りだと言われています。
「土俵の輪は天を表わし、外側の四角は地を表わし、その中に力士が入って天と地がひとつになる」と言われているのだそうです。
土俵を作る時は、中にそっとお米を埋めると言われていますし、行事の持つ軍配も、昔の絵を見ると、表には「天下泰平」裏に「五穀豊穣」などと書かれたりしています。
また水田農耕は田楽(田植え祭りの舞楽)という芸能を生み出しました。これがやがて、猿楽となり、能となり、能猿楽となり、さらに芝居能となり、今の歌舞伎へと発展して行きました。
◆ねぶた祭もかまくらも、やっぱりお米に由来。 |
かの有名な「ねぶた祭」も、実はお米と深い関係があります。あのド派手な張り子を思い起こすと、どこが関係あるのかと思いますが「ねぶた」はネブリ返しとも言われ、農繁期を前にして眠気、睡魔を流し去るという意味があるのだそうです。
秋田県の「かまくら」は子供たちの楽しい遊びとして有名ですが、これも「かまくら」の中に「水神様」を奉り、甘酒やみかんをお供えして、今年の豊作と子供の成長を願う行事です。
このように日本の伝統行事や伝統芸能、お祭りなどは米づくりから生まれてきたものばかりなんですね。
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