わずかな期間のサラリーマン経験を経て、父が他界したことをきっかけに家業の酒販店を継いだのが平成元年のことでした。

 

当時はまだ酒販免許制度があり、「食いはぐれの無い職業」だと疑うことなく、継いだことを記憶しています。

しかしながら間もなく、酒ディスカウントショップの台頭で業界に激震が起きました。

当然のことながら私のお店も、売上ガタ落ち…。 

 

そこでお米の販売に力を入れることにしました。

米穀商から製品となった普通のお米を仕入れて、拡販を開始。

1年後には努力の甲斐あって、月50万円くらいの売上が立つようになっていました。 

 

ところが、そんな矢先に大事件が勃発しました。

平成5年の不作でした、タイ米などが緊急輸入されたあの年のことです…。

 

米穀商には、「オタクは前年の実績がないので、今年は卸せません。」と仕入れを断られてしまいました。

 

お米を購入してくれる新しいお客様は、他のお店から私のお店に変えてくれた方ばかり…。

変えてもらった途端に、「売るお米がありません」では、信頼さえもガタ落ちですよね。

 

この時ばかりは本当に困りました…。

 

しかしこれが農家直送米と出会うきっかけになったのです。

 

実は、私の母方の実家が埼玉県吉川市というところで農家をしていたので、事情を話してありったけのお米を分けてもらいました。 

 

そして茶色いクラフト袋に小分けして口をホチキスで止めて、お得意先に謝りながら、またヒヤヒヤしながら販売してみました。

 

そしたら予想もしない反応があったのです。 

 

お客様からは、「すごく美味しかったよ!」という声。

さらには、「ここですごく美味しいお米を売ってるって聞いたんだけど…」といって、

口コミでご来店されるお客様が何件も相次ぎました。

 

米穀商からお米を仕入れていた時には1件もない反応でしたので、本当に驚きでした。

 

むしろ、それまでは「こんなまずいお米食べたことない」とか、

ファミリーレストランのご飯の方がよっぽどマシだ」といったクレームが時々入り、

その度に、米穀商の担当者からは、

「お米は嗜好品だから10人中、6人が美味しいと言ってくれれば上出来なんです」という回答。

何か納得のいかない思いをしていました…。

 

そしてこの時を境に、「農家から出てくるお米と、米穀卸から出てくるお米は何かが違う」と思い始めたんです。

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