さて、不穏なタイトルですね。

代表して5つの項目を挙げてみました。あなたの考えている企画はいかがですか? 

 

こんな企画は(たぶん)失敗する 5か条

 1 協力者・同意してくれる人がいない 
 2 前提を思い違えている
 3 自分がやりたくない(楽しくない・強い意思が持てない)
 4 プロセス(段階設定)がない
 5 期限がきまっていない

「こんな企画は成功する」というのは次号で発表しますね。

 

1.協力者・同意してくれる人がいない

 企画をたてる段階では、まだ協力者はいらない、その途中で作れば

いいんだと思っているあなた。

 残念ながら、企画の成功への道は簡単ではなさそうです。

 企画をすべて考えて「はい どうぞ」といって提案するのと、

途中をすこし分かっていて、「こんな風にしてみました」といって提案するのと

どちらがいいでしょう?

 もちろん、大人は結果からモノを言ってほしいというのはあります。

しかし、自分がちょっとだけ参加した、経緯を知っている、頑張っているのを

見守っていたという心情があると、企画へのまなざしがとても温かくなりますよね。

 逆に、急にモノをいわれて、心の準備ができていないと、

本当はいい提案でも、いままでの自分を非難されていると感じてしまったり、

いきなりというだけで拒絶反応を示す人もいます。

 自分ひとりの思い込みですすめるのではなく、ちょっとした協力者を作ることを

こころがければ、企画の成功へ第一のステップを踏み出したといえるでしょう。 

 

2.前提を思い違えている

 企画をたてるには理由があります。「なにかを改善したい」「なにかを解決したい」

「売上を上げたい」「現状を打破したい」「みんなで協力できるイベントをしたい」

・・・などなど。

 そのために必要なのは前提です。

 たとえば「お客様が来ないのは、他の店が安いせいだ。

だから安売りのイベントをしよう」

ということを考えたとしましょう。

 

「お客様が来ないのは他の店が安いせいだ。」

 この前提が間違っていたらどうでしょう?

お店にお客様がこないのは、もしかしたら他の理由かもしれません。

 商品がよくない、お店のサービスが悪い、暗くて不潔な感じのお店だ、

あいているかどうかわからない、そもそもそこにお店があるのに気がつかない 

・・・・・・などなど。

 

もしもあなたのお店が20年前は繁盛していたとしましょう。

でもここ10年はとくに売上が激減してしまった・・・・・・。

 

前提を一度しっかりと検討してみる必要があります。

時代は変わります。

20年前と今では、お店の店主もお客様も年をとります。 

新しいお客様をつかめていないのかもしれません。

他のお店の情報量が圧倒的に多く、前を通っているのに

あることすら気がついていないのかもしれません。

 

企業でもトップダウンで「売上が落ちているのは これが原因だ 解決せよ」

という指令が降りることがありますね。

ほんとうにそれが原因なのでしょうか。

前提が違っていると解決策も大きく変わります。

最初は小さな分かれ道だったのが、すすむにつれてどんどん

正しい道からずれていってしまうのです。 

 

前提はよくよく確認することが大切です。

 

3.自分がやりたくない(楽しくない・強い意志が持てない)

 

義務感で企画をすすめるということは、仕事においてよくあることです。

たとえば、他の人が提案した企画を引き継いで、

「なんでこんなことになっちゃったんだろう・・・」とか、

本当はあまり気が進まなかったのに企画が通ってしまって

「おまえ これを進めろ」ということになってしまったりとか、

自分で考えて動き出したのに、 「やるべき」と思っていて

必要なこともわかっているのに「ほんとうはこんなことしたくない」と

思っていたりとか。

そんなこと、ありませんか?

 

やりたくないことは引き受けないようにできればいいのですが、

大人の社会でも子どもの社会でも、なかなかそうはいきません。

「やりたくない」気持にどうキリをつけるかです。

 

いやな気持はどんどんエスカレートして健康にもよくありませんね。 

でも、いずれは終わること。 

終わったらどんないい結果が待っているか想像してみましょう。

会社だったら、自分の評価があがる、あの人と一緒に仕事ができる、

給料があがる、自分のスキルがアップする、次へのステップになる・・・など。 

 

まったくそんなことないですか?

 

では「終わったらごほうびに旅行をしよう」とか、「好きな趣味に没頭する時間を

作ろう」と、「ご褒美」計画をたてましょう。

できれば手帳にスケジュールを書いてしまうことです。 

 

結果に期待することも、ご褒美計画も、共通しているのは、

ちょっと目線を先におくことです

平均台も足元を見るとふらふらして落ちそうになりますが、

ちょっと先を見ると 急にまっすぐに歩けるようになるのと同じことですね。

 

4.プロセス(段階設定)がない

思い付きが結果をすぐに出す、と思い込んでしまうことです。

企画の成功には、段階が必要です。

企画の手順の解説はこちらをご覧下さい。

思いつき一発で成功すれば、誰も苦労しません。

なにをするにも、どうしてもプロセスが必要です。

細かく考えれば考えるほど、成功へのシミュレーションができますので、

成功確率も上がります。

 

プロセス(段階設定)はいろいろな意味で必要です。

この企画で数値目標が達成できるか

たいていは、これが企画の一番の目標になるでしょう。

 

しかし、以下のようなことを考えると、企画がぐんと綿密になります。 

この企画のねらいはなにか、これが成功したらどんな応用ができるか、

この企画で育つ人材がいるか、 企業にとってどんな学びがあるか、など。

 

企業の企画でなくボランティアや自分のための企画でも一緒です。

 

企画は、結果の設定だけでなくプロセス(段階の設定)をすることで

ぐんと成功確率が 高くなるのです。 

 

5.期限が決まっていない

 

「いつか、やろう」

どんなに素晴らしいことでも、「いつか」と考えると、なかなかチャンスが来ないものです。

でも、あなたの意思が強くて「いつか絶対」と思っていたら

チャンスがくるかもしれません。

 

「オーロラを見に行きたいなあ」

ということを考えたとします。

「いつか」ではなく、「5年後に」だったら、どうでしょう。

例えば5年たったら自分は45歳、妻は43歳、子どもは12歳。

子どもはぎりぎり子ども料金で行けるなあとか、

オーロラツアーは家族3人で30万円はかかるなあとか、

そういうことから、「よし お金をためよう」「情報を収集しよう」

旅先で妻になにかプレゼントを買ってやろうとか

 

期限が決まると、いろいろな段取りをするようになります。 

いろいろな情報にアンテナが張り巡らされます。 

期限が決まらなければ、漠然とした「希望」で終わります。

 

ビジネスの企画においても同じです。

 

期限を決めることで、「夢」が「予定」に変わるのです。

ぜひ、期限を決めてくださいね。

 

以上、代表して5つの大きな項目を挙げてみました。 

あなたの企画はいかがですか?

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