神田長四郎さん「純米吟醸 長四郎」への想い

「純米吟醸 長四郎」の原料米生産者 神田長四郎さんが、このお酒への想いを語ってくれました。

2019年夏に、玉川酒造さんを訪問した時に撮影したものです。

2分弱の短い動画ですが、神田さんのコメントは素朴で味わいがあります。

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2019年 リニューアル!

2019年秋より、「純米吟醸 長四郎」のパッケージをリニューアルしました!

 

今回の「長四郎」文字は神田長四郎さんの長男、神田長平さんの筆です。

キャップにも光沢のあるカバーをつけました。

純米吟醸 生原酒」は今まで通り緑色の瓶です。

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ラベルの脇には神田さんの写真と原料米のうんちく書き。

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そして、2018年までの「純米吟醸」(黒瓶)は「純米吟醸 生貯蔵酒」呼び方を変更、瓶の色もさわやかな水色に変わりました!

中身は今までと変わっていないのですが、製法的に「生貯蔵酒」に該当するので呼称変更ということになりました。

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お歳暮・お年賀ギフトセットも継続いたします!

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ラベルデザインは変わりませんが、ラベル用紙が箔入りの和紙になりました。

ビンの色が変わったことでイメージもだいぶ変わりました。

 

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「純米吟醸 長四郎」にかける神田さんの思い

「純米吟醸 長四郎」は原料米生産者 神田長四郎さんの思いでできたお酒です。

神田長四郎さんはもともと某有名銘柄酒の原料米を作っていました。

酒屋さんなら誰でも知っているほど有名なそのお酒の製造では、

神田さんはたくさんの生産者の中の一人に過ぎませんでした。

せっかく自家堆肥や有機肥料で土を作り、農薬を減らして原料米を作っても

仕込みの段階で他のお米と混ぜられてしまいます。

 

神田さんはいつしか「自分のお米だけでお酒を作りたい」と思うようになり、

地元の酒蔵さんに交渉したりしますが、手間がかかる「長四郎」の製造は

なかなか請け負ってもらえません。

 

しかし、玉川酒造株式会社の風間社長との出会いが転機となります。

知人に紹介していただいた風間社長は無類の挑戦好き!

「長四郎」の話を聞くや「面白い、やってみましょう!」と製造を快諾してくれました。

製造当初は慣れない酒米で少し不安定さがありましたが、

さすがは全国新酒鑑評会で4回金賞を受賞している名門酒蔵。

すぐに神田さんのお米の個性をつかみ、品質はみるみる向上しました。

風間社長と神田さん

風間社長と神田さん。よき出会いで夢は実現していきます。

 

今では年に1回の新酒の時期をたくさんのファンが待つ

美味しい手作りのお酒「純米吟醸 長四郎」。

神田長四郎さんの思いの結晶です!

 

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神田長四郎さんってどんな人?

神田長四郎さんは新潟県五泉市の専業農家さんです。

昭和45年から農業をはじめました。

五泉は豊かな水に恵まれた、農業にとても適した土地です。

この地で奥さん、息子さんとともに、農薬使用を極力減らし、

化学肥料を使わない循環型稲作を目指しています。

主にコシヒカリ、こしいぶきを栽培しており、

めずらしい多品種混植栽培米などにも挑戦しています。

もっちりとして美味しい神田さんのお米は毎年大人気です。

 

神田さんはフットワークが軽く、突然販売店さんを訪問することもしばしば。

誰にでも気軽に話しかけるとても気さくな人柄です。

カメラが趣味で、稲や花など自然の写真を撮るのが大好きです。

神田ファミリー

原料米の五百万石ってどんなお米?どんなふうに作っているの?

「純米吟醸 長四郎」の原料米「五百万石」は硬質で、

淡麗ですっきりしたキレのいいお酒を作るのが特徴です。

新潟県の気候風土にとても適した酒米です。

 

神田長四郎さんは、この酒米「五百万石」を作るのが楽しみの一つです。

毎年、ほんの少しの量(12〜13俵くらい)をていねいに育てます

新潟県の一般的な栽培に比べると農薬を80%程度、化学肥料を90%程度削減しています。

毎年出来上がるお酒を楽しみに、手が届く範囲で栽培しています。

神田さんと稲

どんな酒蔵でつくっているの?

「純米吟醸 長四郎」を製造している酒蔵「玉川酒造」は

米どころの魚沼にあり、創業は寛文13年(1673年)。

340年の伝統を誇る名門蔵です。

 

魚沼地区の豪雪を活かした雪中貯蔵でお酒を熟成させるのが特徴的で、

全国新酒鑑評会でも4回金賞を受賞しています。

 

また、素晴らしい伝統をもちながらそれにとらわれることなく、

スパークリング大吟醸酒や高アルコール日本酒のリキュールなど

新しい日本酒文化を創造する気鋭に満ちた酒蔵でもあります。

 

「純米吟醸 長四郎」はこのような伝統と進取の気鋭に支えられ、

魚沼の豊富な湧き水で仕込まれています

玉川酒造
雪中貯蔵庫説明

豪雪の玉川酒造と雪中貯蔵庫の説明

 

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どんな味のお酒なの?

「純米吟醸 長四郎」は新潟のお酒らしい淡麗ですっきりした味わいですが、

口当たりが甘い」のも特徴です。

はじめは甘く感じ、後味はすっきり」という感じです。

「純米吟醸 長四郎」には2種類あり、それぞれ違った味わいですが、

「はじめ甘く、後味はすっきり」というところは共通しています。

 

「純米吟醸 長四郎」はフィルターを通さないいわゆる「無ろ過」酒です。

搾りあがったお酒には通常若干の酵母などが含まれており、

長い時間を経ると風味が悪くなることがあります。

これを避けるため通常フィルターでろ過するのですが、

早い時期にできたお酒をそのまま味わうために、

あえてろ過しないお酒を「無ろ過」酒といいます

「純米吟醸 長四郎」は冬季数量限定製造なので、

全て「無ろ過」で出荷しています。

 

無ろ過酒は搾りたてそのままの深い味が楽しめます

言葉では何とも表現しにくい美味しさなのですが、

お酒の製造業界ではこの無ろ過の美味しさを

味わいに幅がある」と表現するそうです。

無ろ過マーク

どんな種類があるの?

「純米吟醸 長四郎」には2種類あります。

純米吟醸 原酒 生酒」と「純米吟醸」です。

 

【純米吟醸 原酒 生酒】

緑色の瓶で出荷されるのが「原酒 生酒」です。

アルコール度数が高い原酒(17度以上)を割り水調整せずに瓶詰めします。

また、火入れ(加熱処理)をしていない生酒です。

火入れは流通に備えて品質が変わらないように行う加熱処理ですが、

これをすることによりお酒の風味は若干変わってしまいます。

 

割り水調整をせず、火入れもしない「長四郎 原酒 生酒」は

蔵元で搾りたての風味をそのまま味わえる、とても贅沢なお酒です。

 

吟醸のフルーティーで華やかなな香りと濃厚な味わい

アルコール度数が高くどっしりとした感じもあり、

日本酒通に大人気の品です。

「無ろ過」酒なので味わいに独特の深みがあります

 

冷やでそのままも美味しいですが、ロックで飲むのもおすすめです。

氷が高いアルコール度数をほどよくやわらげてくれます。

 

加熱処理をしていないため要冷蔵です。長期保存には向きません。

また、開栓後はなるべく早く飲みきった方がいいとのことから、

四合瓶(720ml)のみご用意しております。

 

【純米吟醸】

通常の純米吟醸酒は黒色の瓶で出荷しています。

アルコール度数を15度ほどに調整し、火入れしているため、

品質が安定しています。

 

吟醸の華やかな香りを損なわず、飲みやすいアルコール度数、

さらりとした口当たりで女性にも人気の品です。

「無ろ過」酒なので味わいに独特の深みがあります

 

品質が安定しており、常温での保管が可能です。

四合瓶(720ml)と一升瓶(1.8L)のご用意があります。

 

ちなみに、贈答用の「お歳暮ラベル」「お年賀ラベル」も

この「純米吟醸酒」です。

 

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「長四郎」は毎年味が変わるって本当?

「純米吟醸 長四郎」は毎年、微妙に味が変わります

これは「神田さんのお米だけ」を「小ロットで」製造しているためです。

 

通常、量販のお酒などではこの味の変化を「不安定さ」として嫌います。

このためたくさんのお米をブレンドし、原料米の品質のばらつきを

なるべく少なくします。

また大量ロットで製造するため、製造過程でのばらつきを抑えます。

 

これに対して「純米吟醸 長四郎」は使用しているのは

神田さんが作った「五百万石」だけ。

その年の天候や生育状況でお米の出来は毎年違います

また、製造過程に入っても小ロットで仕込んでいるため、

発酵の具合も毎年微妙に違ってきます

 

このため、出来上がるお酒も「今年は香りが強い」

「甘みが上品に出来た」など、毎年微妙に違います

 

このような味の変化も小さく製造している「純米吟醸 長四郎」ならでは!

手作りのお酒の良さ、面白さとして消費者の方にも受け入れていただいています。

稲とトンボ

毎年違うお米がとれるのだから、お酒の味も毎年違うほうがむしろ自然ですね。

 

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大人気!長四郎「お歳暮ラベル」「お年賀ラベル」

「純米吟醸 長四郎」の品揃えの中でも少し異色なのが

お歳暮ラベル」「お年賀ラベル」のギフトセット。

 

「華やかで味わいがある筆文字のメッセージ」「手作り感のあるあたたかさ」

「中身は生産者限定の純米吟醸酒」ということで、

オンリーワンのギフトを探している方に大変喜ばれています!

 

蔵元からお届け先に直送ですので在庫をもつ必要がありません

チラシでご予約を受け付け、ファックスで送信していただければ注文完了です。

 

年末年始の商品として、季節のごあいさつの品として、是非ご検討ください。

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お歳暮セットとお年賀セット お酒の内容がわかるリーフレットも付いています!

 

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神田さんのお米だけで本当に作れるの?

「純米吟醸 長四郎」は神田さんが栽培した酒米 五百万石100%です。

なぜ他のお米が混ざらないかというと、

酒蔵の吟醸用タンクを一本借り切っているから。

 

吟醸用のタンクを専用に分けるのは大変手間がかかることです。

長四郎を仕込んでくれている玉川酒造さんが

このお酒作りに快く協力してくれているからできることです。

ありがたいですね (^^)

吟醸タンク

「長四郎」のネーミング秘話

純米吟醸 長四郎は原料米生産者 神田長四郎さんのお名前に由来しています。

お酒の名前を考えるとき、いろいろな案が検討されました。

「神田さんのお米で作った新潟しぼりたて吟醸生酒」という長い名前や、

奥さんの名前(睦子)から「睦(むつみ)」という案もありました。

長四郎昔のラベル案

こんなラベル案もありました。神田さん、若い!

 

しかし、純米吟醸 長四郎は、神田長四郎さんの情熱から生まれたお酒なので、

長四郎さんのお名前をいただくのが一番イメージに合うということで「長四郎」に決まりました。

 

神田さん自身は「いゃ〜、自分の名前ってのも何だかね〜」と

かなり照れくさそうでしたが・・・

新長四郎ラベル.jpg

確かに、これが自分の名前だったら相当照れくさいですね (^^;

 

ちなみに、このラベルの「長四郎」墨文字は神田長四郎さんの

ご長男 長平さんの筆によるものです。達筆!

 

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