【その2】お米は『新潟産だから』『秋田産だから』美味しい…は、ウソ!?

 お米は、魚沼産だから、秋田県産だから、新潟米だから美味しいといったイメージは誰もが持っています。
 俗に言う「産地銘柄信仰」というやつです。松坂牛、米沢牛のように、牛肉と全く同じですよね。産地で相場が全く変わってしまうわけです。だからこそ今話題の偽装事件が後をたたないのかもしれませんね。

 さて美味しいお米はどこが違うのか?実は先ほどお話しした牛と全く同じ…。
産地よりも栽培方法や、肥料、品種の方がずっと、ず〜っと大切なんです。

 美味しいお米の出来る条件として、ある専門家は「@種」、「A人」、「B自然」の順に重要だと指摘しています。

 @の「種」というのは、コシヒカリやあきたこまちといった良食味品種を選ぶことがまず重要ということ。

 そして次に重要とされるAの「人」というのは、土作りや施肥設計(散布する肥料の内容や、量、まく時期などを決めること)などを含む生産者の栽培技術を指します。

 そして最後に気候風土や天候条件など、B番目の「自然」ということになります。

 ところが平成7年までの旧食管法時代には一部の例外を除いては、農家から消費者や小売店、卸問屋などに直売することは法律で禁じられており、原則としてすべての農家は政府の管理のもと、決められた価格で農協へ出荷しなければなりませんでした。

 「美味しいお米」を作っても、「まずいお米」を作っても、「たくさん収穫」できても、「ちょっと収穫が少なくても」その地域ではみんな横一線の価格付けがされていました。(粒揃いの良し悪しで1等米、2等米といった等級格差による価格差はありましたが…。)