ピュアネットジャパン株式会社の関根社長と珈琲一杯分の時間を過ごしませんか?

ピュアネットジャパン株式会社が、会員向けに発行する月刊情報誌「玄米工房情報ふぁ〜む」の連載コラム「関根珈琲舎」のバックナンバー記事です。

 

月刊コラム 関根珈琲舎 《もくじ》

第46回 「栽培技術の違いが美味しいお米を作る」

      その3 有機栽培はほんとうに美味しいのか?2010/7/1

 

第45回 「栽培技術の違いが美味しいお米を作る」その2 への字とV字 2010/6/1 

第44回 「栽培技術の違いが美味しいお米を作る」その1 密植栽培・疎植栽培 2010/5/1 

第43回 「お米の品種は、なんと400種類!」2010/4/1

第42回 「安全なお米を選ぶ秘訣」2010/3/1

第41回 「縦割り行政に翻弄された低タンパク米」2010/2/1

第40回 「魚沼コシヒカリは本当に美味しいのか?」2010/1/1 

第39回 「皇室献上米と勤労感謝の日の意外な関係」2009/12/1 

第38回 「温室効果ガスと自給率の関係」2009/11/1

第30回 「言葉にして早く実現できた夢の移動オフィス」 2008/11/1

第29回 「事故米、汚染米の危険性って?」 2008/10/1

第28回 「お米を食べると、CO2が減る!?」 2008/9/1

第27回 「1杯のおいしい珈琲から学ぶこと」 2008/8/1

第26回 「目的の夢と手段の夢」 2008/7/1

第25回 「静かに始まっている!?史上最悪の世界食糧危機。」 2008/6/1

第24回 「継続することの大切さ」 2008/5/1

第23回 「夢の移動オフィス」 2008/4/1

第22回 「Life is very short.」 2008/3/1

第21回 「理論と実践」 2008/2/1

第20回 「恒例!楽しく未来を考える人生企画合宿。」 2008/1/1

第19回 「どんぶり勘定の恐怖…」 2007/12/1

第18回 「現場に出向くことの大切さ」 2007/10/1 

第17回 「結婚について」 2007/9/1

第16回 「捨てること」 2007/8/1

第15回 「本当に怖ろしいお米の話」 2007/6/1

第14回 「一点集中主義」 2007/5/1

第13回 「正道を行く」 2007/4/1

第12回 「感謝のバランス」 2007/3/1

第11回 「やりたいこと年間カレンダー」 2007/2/1

第10回 「人に伝えることの大切さ」 2007/1/1

第9回 「人の色」 2006/12/1

第8回 「ユダヤ人の付加価値」 2006/11/1

第7回 「自信」 2006/10/1

第6回 「健康5か条」 2006/9/1

第5回 「夢に日付けを」 2006/8/1

第4回 「儲ける」 2006/7/1

第3回 「信念」 2006/6/1

第2回 「明元素」 2006/5/1

第1回 「ローマクラブ」 2006/4/1

第46回「栽培技術の違いが美味しいお米を作る」その3有機栽培はおいしいのか? 2010/7/1

 こんにちは!

ピュアネットジャパン株式会社 社長の関根弘幸です。 

前回に引き続き、今回も、お米を美味しくする生産者の技術の違いを

ご紹介したいと思います。 目次はこちら 

 

皆さんは、有機栽培米にどんなイメージを持っていますか?
 なんとなく「安心、安全」「体に優しい」「地球に優しい」「価格が高い」などの

イメージをお持ちではないかと思います。

 では、果たして味はどうなのか。

安全なのはいいけれど、せっかく高いお金を出して買うのだから、

まずいお米では、ちょっと困りますよね。

 ところが「有機栽培米は、あまり美味しくないんだよ」という意見を持つ人が

時々いるんです。

 有機栽培米を扱い始めた当初、「有機栽培米の味」が一般のお米と比べて

美味しいのか、まずいのかというのは、私共にとっても、とても大きな関心事でした。

 

 さて有機栽培米は、美味しいのか、それともまずいのか。

結論から申し上げますと「美味しい場合もあり、まずい場合もある」と、いうことです。

えっ、答えになっていない?

確かにそうですね…。

 

要するに「作る人次第」という事なんです。

これが、有機栽培米は美味しくないという人がいるワケですね…。

 

 一般の栽培に比べて、有機栽培は技術の差が、味の差になってしまう確率が

高いのです。

 生産者は、稲の状態を毎日観察し、生育状況にあわせて、その都度必要な

肥料を与えます。

 一般栽培で使う化学肥料であれば、どの程度の養分が入っているかも

わかりますし、稲が直接吸収できるので、すぐに効果が期待できます。

 ところが有機肥料の場合は、土中の微生物が分解してくれないと、

稲が養分を吸収することが出来ませんし、どの程度の養分が入っているかも

判断が難しいのです。

 

 人間で例えると「化学肥料=サプリメント」、「有機肥料=食べ物」と思うと

わかりやすいかもしれませんね。

 サプリメントは、飲めば栄養分が体に直接吸収されますが、食べ物は

体の中で分解されないと、栄養分が吸収できません。

 そう考えると人間も、植物も一緒ですよね。

 例えば人間だって、サプリメントだけを飲んで生き続けられませんが、

稲だって、ジャブジャブと化学肥料だけで育てることは難しいでしょう。

 ちなみに化学肥料漬けの畑は、冷たく固い土になってしまいますが、

有機栽培の畑は、柔らかく、温かいのです。

現場の土を触ってみると本当にビックリするくらい違います。

 

 以前、ある生産者がレンゲ農法で失敗した話を聞かせてくれました。

レンゲ農法とは、収穫後の田んぼにレンゲ草を生やして、田植え前には、

そのレンゲ草を肥料代わりに田んぼに鋤き込んでしまうという方法です。

 きれいなレンゲ草は、観賞用にもとてもいいし、肥料にもなるから一石二鳥だと

思ってやったそうなのですが、田んぼの中でじっくりと分解されて、

とんでもない時にチッソ過多(肥料が効きすぎ)になってしまい、

とてもまずいお米になってしまったというお話しでした。

 

 そんなわけで、有機栽培米ほど、技術の差が味の差になるということなのですが、

総体的に見てみると、有機栽培や特別栽培農家のほうが一般の農家よりも

美味しいお米をつくることに意欲のある方が多いため、やはり味でも、

特別栽培米や、有機栽培米に軍配が上がることが多いようです。

 

 ちなみに、化学肥料で栽培したお米は淡白な味、有機栽培だと滋味深くなる

とも言われています。

 

 それではまた来月!

栽培技術の違いが美味しいお米を作る その2「への字とV字」

 こんにちは!

ピュアネットジャパン株式会社 社長の関根弘幸です。 

前回に引き続き、今回も、お米を美味しくする生産者の技術の違いを

ご紹介したいと思います。 目次はこちら 

 

 生産者の栽培技術が大切っていうけど、栽培でそんなに味が違ったりするものなの?

結局は土と水がものをいうんじゃない!?

 ハイ、当たり前の疑問だと思います。実は私も最初はそう思っておりました。

 よく山沿いの粘土質土壌が良いとか、海沿いの砂地は美味しいお米ができないとか、

昔、川が氾濫したところは美味しいお米が取れるとかいうことを良く耳にします。

 

 これは地力という言葉を良く使いますが、その土壌に含まれる微量要素などの

含有量が、山沿いや川の氾濫地域にはもともと多かったり、海沿いには少なかったり

という傾向があるということなんです。

 

 でも海沿いでも立派に美味しいお米を作る人もいれば、美味しいといわれる

山沿いの地域でとてもまずいお米を作ってしまう人もいるんです。

 これはなぜでしょうか?

実は、生産者自身がその土地に合った施肥設計をしているかどうかが

運命の分かれ道となっています。

 

 「ヘの字」といっても、かかしの顔の「へのへのもへじ」のことではありませんヨ…。(笑)

これは土中のチッソの効き方を、文字の形に例えて表したものなんです。

お米を作る上で必要とされる3大養分は、チッソ、リン酸、カリ(カリウム)です。

その中で稲の生育や、食味(お米の美味しさ)と最も関係が深い養分は、

チッソだと言われています。

 

 チッソ肥料の量や、散布するタイミング一つで、お米が美味しくなったり、

まずくなったりします。

この他マグネシウムなどのミネラル分も食味に影響するといわれていますが、

特にチッソ肥料に関しては出穂2週間前あたりからの土中のチッソ含量が

味の決め手になってきます。

 この頃からみのりの秋までにチッソ分がきれいに消化できてしまわなければ

お米がまずくなるどころか、稲の病気も出やすくなってしまいます。

 「への字型稲作」というのは、チッソの効き方が右下がりに落ちて行く様を

「へ」の字にたとえているわけですが、出穂までにチッソを適度に消化させて、

健康な稲を育て、食味を上げることが出来ます。

 

 これに対し、V字型というのは、その字のごとく、はじめにたくさんチッソを与えて

早いうちに稲の成長を促し、出穂前後からまたどんどんチッソを右上がりに

効かせて行くという「への字型」とは全く逆の理論です。 

 

 実はこの「V字型稲作」は農薬の進歩と共に確立したものなんです。

先ほど申し上げました通り、後半のチッソ過多は稲の病気につながります。

そうした病気を農薬で防げるようになってから、この「V字型稲作」が日本全国で

一般的な稲作技術となったのです。

 

 このV字型では、味が格段に落ちてしまいますが、お米の収量が増えるという

メリットがあります。

 

まさしく量を取るか、質を取るかということなんですね。


(写真)出穂2週間前の稲。
この時期にチッソが残りすぎると葉の緑が濃くなり、お米がまずくなってしまいます。

 

目次はこちら

栽培技術の違いが美味しいお米を作る

 こんにちは!
ピュアネットジャパンの関根弘幸です。
 今回はお米の栽培技術のお話です。

 美味しいお米というのは、一体、何が違うのか?
お米の流通が食管法で管理されていた時代(平成7年より前)では、

新潟の魚沼産が美味しいとか、秋田の仙北産が良いとか、

産地と品種で判断するしかありませんでした。

 流通が自由化された今では、「生産者の顔が見えるお米」は当たり前に

販売されていますが「生産者の顔が見える=安心」だけがメリットではありません。

 

 実は、生産者それぞれの栽培方法や、乾燥調整などの技術で、

安全性だけでなく、美味しさも格段に変わります。

 美味しいお米が出来る条件は、「@種、A人、B自然」の順に大切だと言われます。

種というのは、コシヒカリ、あきたこまちなどの品種、

人というのは、生産者の栽培技術、

自然というのは、土、水気候などの自然条件。

特に栽培技術については、品種や自然条件が少々劣っても、

そこそこの食味は出せるといわれるほど、大切な要件です。

 

事実、多くの生産者と十数年来、関わってきた私共の経験からも、

埼玉などの生産者が、新潟米にも引けをとらない美味しいお米を作るというのは、

珍しいことではありませんし、上手な生産者は、毎年の味や品質のバラツキも

他に比べて、少ないということを実感しています。

 

そこでこうした栽培技術の違いを、ご紹介してみたいと思います。

 

今回はその第1段として、「疎植栽培」をご紹介します。

疎植の反対は、密植といいます。

疎植とは、その字の通り稲を植える密度を少なくするということです。

こうすることで、稲一株一株が、広く根を張り、たくさんの養分を吸収できるとともに、

稲全体に日の光が良く当たることで、光合成が進み、生育の良い健康な稲が育ちます。

また株と株の間が広いため、風通しもよく、

稲の病気や害虫も防げるという利点もあります。

「そんなにイイコトづくめなら、誰でもやるんじゃないの?」と言われそうですが、

実はそうでもありません。

 

写真Aは、一般の生産者さんの田んぼ、写真Bは疎植栽培をする生産者さんの

田んぼです。

疎植栽培では、1坪当りの株数も一般から比べると、20株以上少なく植える生産者も

いるほどです。

写真Bを見てわかる通り、普通の田んぼと比べると、ちょっと弱々しい感じが

してしまうほど、少ないですよね。

 

 実は、収穫量を減らしたくないと考える一般の生産者には、

こうした疎植での植え付けは怖くて、なかなか出来ないのだそうです。

次号につづきます。

 

目次はこちら

お米の品種は、なんと400種!

庄内米30kg袋こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

唐突に質問ですが、みなさんは、お米の品種が何種類くらいあるか

ご存知ですか?

 

 コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれ、ササニシキ、はえぬき、

ミルキークイーン、もち米、酒米、古代米、この他にもいくつかあるようだから…、

う〜ん、30種類?いやいや50種類?

 

 

市販されているお米は、品揃えの良いスーパーの店頭を見ても、

せいぜい10種類あるかないか…ってところですよね。

実は、お米の品種は、現在日本で実際に作られているものだけでも、

ざっと400種類ほどあります。

毎年、新しい品種が育成されたり、生産をやめる品種があったりで、

年ごとに多少の増減はありますが、その内訳はおおよそ、

うるち米230種類、もち米80種類、酒造用米50種類、古代米10種類、

新形質米30種類といったところです。

 

思ったよりも多いのでビックリしたのではないでしょうか。

日本でも北は北海道から、南は沖縄までお米が作られていますが、

北海道の気候では、コシヒカリが作れませんし、九州では、コシヒカリが作れても

早生品種(早く育って他の品種より早く刈り取るお米)として、

あまり美味しくできません。

そのため地域ごとに、その土地の気候や、自然条件に合った品種を開発しています。

関東、北陸などでは、圧倒的に、コシヒカリですが、九州など西の方に行くと、

ヒノヒカリの方が美味しいお米として有名です。

また北海道では、きらら397、ほしのゆめ、おぼろづきなど、本州では作られて

いないお米ばかり…。

さらには、もち米や酒米など、用途別に分類されますので、

結果的にこんなにたくさんの品種になってしまうのかもしれませんね。

 

ちなみに用途別にお米を分類してみると、

うるち米は、私たちが通常食べているお米。

コシヒカリ、あきたこまち、ひとめぼれなどが、うるち米です。

もち米は、お餅をつくったり、赤飯やおこわにしたりするお米。

品種では、こがねもちが特に有名ですが、やはり、産地ごとに適したもち米があり、

もち米の品種だけでも、80種類ほどあります。

 

酒造用米は、その名の通りお酒の原料となるお米。

五百万石や山田錦が有名ですね。

 

古代米は、黒米や赤米のことですが、これらも朝紫やベニロマンなど

いくつかの品種があります。

最後に新形質米ですが、これは病態食として開発されたLGCソフト、春陽などの

低タンパク米や、はいみのりといった巨大胚芽米など、

機能性や特定の付加価値を目的として育成されたお米のことです。

 

市場に出回っているお米は、ほんの数種類なのに、こんなに多くの品種が

あったなんて本当に驚きですよね。

 

さて産地において「お米の味を決める3要素」は、

@種、A人、B自然の順に大切だと言われます。

要するに一番大事なのは、「品種」。

次の「人」というのは、肥料設計や土作りなど栽培技術のこと。

3番目に、気候や水など自然環境がお米の味に影響するということです。

ですから各産地で、コシヒカリを超える品種を開発しようと躍起になっている

わけですね…。

最近開発されたお米では、北海道の「ゆめぴりか」や山形の「つや姫」などが、

「コシヒカリを超えるお米」というキャッチフレーズで、話題になっています。

 

確かに、品種は味を決めるひとつの要素ですが、栽培や乾燥調整でも

味は変わりますし、人それぞれ好みもありますから、コシヒカリなどの銘柄に

こだわらず、ぜひいろいろなお米を食べ比べしてみて欲しいと思います。

 

それではまた来月!

 

関根弘幸201004

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第42回「安全なお米を選ぶ秘訣」

 こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。
今回は、同じ特別栽培米でも雲泥の差…安全なお米の選び方のお話です。


 「無農薬米が安全だということはわかるけど、減農薬米って無農薬と比べてどれくらい安全なの?」
 お米を買う時、こんな疑問を持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 最近では、お米屋さんやスーパーでも、当たり前に「特別栽培米」などと記載されたお米を見かけるようになりました。
 「特別栽培米」とは、ご存知の通り、農薬や化学肥料を減らして安全性に特化したお米のことです。
 ちょっと前に中国産の冷凍野菜から基準値の何十倍もの農薬が検出されたなんてニュース報道がありましたが、やはり買う側の立場としては安全性も選べるようになってくると安心ですよね。

 

 さて、特別栽培米の基準ですが、地域の一般農家が使う農薬や化学肥料の平均的使用量の5割以下の使用までを特別栽培米とすると農水省の条例で決められています。ただし一般農家が使うとされる平均値が各県ごとに異なります。
 ですから厳密にいえば、県ごとに特別栽培米の基準が違うということになります。
 例えば、特別栽培米として認定される農薬の使用量は、新潟県なら6成分以下、宮城県7成分以下、秋田県8成分以下、茨城県5成分以下、千葉県は7成分以下などと県ごとに基準を定めています。(平成14年データによる)

 

 各県ごとにこうした違いがあるのは、地域の環境や気候などにより、稲の病気や害虫などが、出やすい地域、出にくい地域の格差があるためです。
ちなみに農薬の使用量を「成分」と表現する理由ですが、最近の農薬は、1回の散布で同時にいくつかの効果をもたらす「1粒で2度おいしい」(笑)みたいな農薬があるためなんですね。
 同じ1回の散布でも2回散布の効果を持つもの、3回4回撒いたのと同等の効果をもつものなど、いろいろあります。

 

 さていよいよ本題の安全性についてですが、農水省が決めた現行の条例では、無農薬米も、5割減の減農薬米も、同じ「特別栽培米」という表記をしなければならないということになっています。
 ですから「特別栽培米」と記載されていても、その内容には雲泥の差があります。
 できる限り無農薬に近づけようと一生懸命取り組んでいる生産者にしてみれば、「半分以下でOK」の「特別栽培米」とひとくくりにされるのは、実は不本意なようです。
 ということで特別栽培米を購入する際には、その栽培内容に注意することがとても重要です。

 それでは、どのようにその安全性を見極めたら良いのでしょうか?

 その見極めポイントは、殺虫剤の使用回数です。
減農薬の場合、大半は、初期生育段階で除草剤を使いますが、この初期除草剤がお米に残留する可能性は、ほとんどありません。
 問題なのは、稲穂が出てくる頃の夏場に散布する殺虫剤です。
 最近では温暖化の影響で全国的にカメムシの被害が深刻です。このカメムシ対策の農薬散布は、通常夏場に行いますが、多いところでは、なんと7〜8回も散布します。
この時期に散布する農薬は、お米に残留しやすいと言われています。
 この点だけ注意すれば、特別栽培米の安全性は、おおむね確保できると思っていいと思います。
 ですから安全なお米を食べたいと思ったら、こうした農薬使用状況の詳細についてもしっかり調べてアドバイスしてくれるお米屋さんを選ぶことが大切です。
 ※玄米工房取り扱いのお米は、各農家さんから、栽培管理報告書(下図)をもらってますので、農薬や化学肥料の状況も明らかになっています。会員店加盟店の皆様で分からないことがありましたら、本部までご一報ください。

 

 それではまた来月!

栽培管理

第41回「縦割り行政に翻弄された低タンパク米」

 こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。


今回はあまり一般の方には知られていない、あるお米の話です。

 

 「LGCソフト」、「LGC1」、「春陽」といった名前のお米を聞いたことがありますか?

きっと市販されているのを見たことがある方は、ほとんどいないのではないかと思います。
 実はこれらのお米、腎臓病患者向けに開発されたお米なんです。
 「低タンパク米」とも言いますが、通常は「低グルテリン米」と呼ばれます。
 これは体内で消化されやすく腎臓に負担をかけるタンパク質「グルテリン」が少ないことに由来しています。

 

 日本国内で、人工透析を余儀なくされている腎不全患者は20万人を超え、毎年約1万人ずつ増えているそうです。
さらには、人工透析に至らずとも腎疾患を抱える患者はその3倍の約60万人。10万人に対して、500人いるというほどの数字です。
 さてこの人工透析療法に入ると4〜5時間もかかる透析を、週に3回も受けなければなりません。
これは患者の身体的負担が大きいだけでなく、当然のことながら、仕事や生活にも大きな制限を強いられることになります。
 また人工透析療法の医療費は、総医療費の3.3%以上を占め、年間1兆円を超えています。
 このように大きな社会問題となっている腎疾患ですが、慢性になると、現代医療でも根本的に完治させることはとても困難です。

入院画像

 そのため食事療法を用いて、腎臓に負担をかける食塩、カリウム、リン、タンパク質、水分などの摂取を制限し、人工透析が必要なほどの悪化を防ぐというのが、一般的な医療現場での方針となっています。
 この食事療法には、これまで人工的な加工処理で、タンパク質を低減したレトルトパック米飯などが用いられてきましたが、値段が高い上に、美味しくないということで、こうした低タンパク米の開発が始まりました。

 

 そしてまず開発された低タンパク米が「春陽」と「LGC1」。 

レトルトパックではなく、普通のお米の病態食として期待大でしたが、食味の評価はいまひとつでした。

 そこで新たに開発されたのが、「LGCソフト」です。
 「LGCソフト」の「LGC」は、Low Glutelin Content=グルテリンが少ないこと、「ソフト」は、柔らかく粘って美味しいことから命名されました。

 

 さて、これらの「低タンパク米」の開発に携った独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構は、旧農林水産省試験研究機関。まさしく農林水産省の全面的なバックアップで叶ったお米でした。
 ところが生産流通が実施され始めて間もない平成14年、これらのお米に対して厚生労働省が、「低タンパク米」、「腎臓病患者向け」といった表記を厳格に規制するという事態が起こりました。
これは、新たに制定された「健康増進法」の基準に合わないとのことによるものでした。

 

 結果的に、農水省が腎臓病患者向けに開発したものを、厚生労働省が却下したという形になってしまいました。
そして「告知することのできない腎臓病患者向けのお米」…はその後、生産する者も、販売する者も激減し、今に至るというわけです。

 

 もし「LGCソフト」にご興味のある方は、弊社までお問い合わせ下さい。

 ただしLGCソフトは、消化しやすいタンパク質が、普通のお米に比べて3分の1程度少ないということだけで、腎臓疾患の予防や治癒効果があるというものではありませんので、病態食としてお考えの方は、必ず専門の医師、および栄養士に、相談して下さい

 

それではまた来月!

【関根珈琲舎】第40回「魚沼コシヒカリは本当に美味しいのか?」2010.1

弘写真201001.jpg

 

明けましておめでとうございます。
今年も面白い情報をお届けできるよう頑張りますので、何卒よろしくお願い致します。


 さて今回は、誰もが日本一美味しいと思っている魚沼コシヒカリについての話題です。
私がお米に関わった15年間の経験からの見解も織り交ぜてお話しします。

 

 さて2002年のこと…。
当時、次々と出てくる偽装事件の影響でしょうか、松坂牛ブランドの畜産地域を限定するという話題がTV等で報道されていました。
 指定された地域内で一定期間飼育された牛は、松坂牛として高価な値段で市場流通されるという話。
その地域に入っているか、外れているかで牛の価格は雲泥の差があるそうです。
 この一報を受けて、牛たちと共に指定地域内に引っ越しをした畜産農家もいるとか…。
 またこれとは逆に古くから松坂牛生産農家として良質の肉牛を出荷していた生産者が指定地域から外れてしまったことで、松坂牛ブランドは外され、出荷値段も大暴落との話でした。

 

確かに水や気候風土など、牛の飼育に合った土地柄というのもあると思うのですが、味や品質を維持するためには、むしろ飼育の仕方や、与える飼料、あるいは牛の品種などの方が大事だと思うのです。

 この話題を耳にした時、畜産の流通も「お米と全く同じ問題点」を抱えているのだという事に気づきました。

 

 お米は、「魚沼産」だから、「秋田県産」だから、「新潟米」だから、美味しいといったイメージは誰もが持っています。
 俗に言う「産地銘柄信仰」というやつです。
松坂牛、米沢牛のように、牛肉と全く同じですよね。
産地で相場が全く変わってしまうわけです。
だからこそ今話題の偽装事件が後をたたないのかもしれませんね。

 さて美味しいお米はどこが違うのか?
実は先ほどお話しした牛と全く同じ…。
 産地よりも栽培方法や、肥料、品種の方がずっと、ず〜っと大切なんです。

 美味しいお米の出来る条件として、ある専門家は
「@種」、「A人」、「B自然」の順に重要だと指摘しています。
 @の「」というのは、コシヒカリやあきたこまちといった良食味品種を選ぶことがまず重要ということ。

 そして次に重要とされるAの「」というのは、土作りや施肥設計(散布する肥料の内容や、量、まく時期などを決めること)などを含む生産者の栽培技術を指します。
 最後に気候風土や天候条件など、B番目の「自然」ということになります。

 

 ところが平成7年までは、一部の例外を除いて、農家が消費者やお店に直販することは法律で禁じられていました。
要するに、それまではAの「人」でお米を選ぶことができなかったわけです。
各産地ごとに、銘柄を分けるしか方法がなかったんですね。
ですから「秋田県産」とか「新潟県産」で判断するしか方法がない中で、できた産地銘柄ブランドだったわけです。

 

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 お米の味は、生産者の作り方で本当に違います。
ちょっとした魚沼産米より、埼玉や茨城の上手な生産者が作ったお米の方が美味しかったなんて話は当たり前にある話しです。
お米を買うときは、ぜひ作り手に着目してみて下さいね。ではではまた来月!

【関根珈琲舎】第39回「皇室献上米と勤労感謝の日の意外な関係」2009.12

皇室献上米農家.jpg
 

 

信州ファーム荻原さんより、つい先日、皇室献上米に選ばれたとの連絡が入りました。

そしてこの11月23日に皇居に紋付袴で献上に行ったそうです。

荻原さん、おめでとうございます!

 

 さてそこで今回は皇室献上米についてのお話しをしてみたいと思います。
 「皇室献上米」という言葉は耳にしたことがあっても、宮内庁に届けられるお米なんだろうな…という程度の認識しかない方が多いのではないでしょうか?

 

 実は、皇室献上米というのは、毎年11月23日に行われる「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれる宮中での行事に使われるお米のことなんですね。
(ちなみに「新嘗(にいなめ)」とは、その年に収穫された新しい穀物のことをいいます。)

 

 さて11月23日といえば…?
そう、勤労感謝の日。たまたま偶然に新嘗祭が、勤労感謝の日に当たったわけではないんですヨ。
 実はこれには、とても深い関係が、あるんです。

 

さてその「勤労感謝の日」ですが、戦後の昭和23年(1948年)に「国民が勤労を尊び、生産を祝い、互いに感謝し合う日。」として制定されました。
 実は、この勤労感謝の日、第二次世界大戦後のGHQの占領政策の中で、天皇行事である「新嘗祭」を勤労感謝の日として改めたという経緯があります。


 この1948年当時、日本はまだ米軍の占領下にありましたが、占領軍の中では、国家神道と結びついた「新嘗祭」という行事を危険視する動きがありました。
 それがきっかけとなって、米国の「Lavor Day(勤労の日)」と「Thanksgiving Day(感謝の日)」を併せた「Lavor Thanksgiving Day(勤労感謝の日)」が考案されたという話です。
 戦前から軍国主義そのものといった感じの当時の日本は、今の北朝鮮と同じように思われていたのかもしれませんね。

 

 「新嘗祭」そのものは、国を挙げての収穫祭といった感じのもので、天皇が国民を代表して、農作物の恵みに感謝するという式典です。
 いつ頃から行われていた式典なのかは、はっきりしていないようですが、古くは642年、皇極天皇の時代に、行われたという記述が日本書紀に残っています。

 

 また昔は、新嘗祭が終わるまで、その年の新米は誰も食べないというのが習わしだったそうです。
 歴史のあるとても大事な式典だったということが、このことで良くわかりますね。

 

 新嘗祭でも、天皇が即位して最初に行うものを特に「大嘗祭」といい、これが実質的にその天皇の即位を天下に知らしめる大規模な祭典となっていたそうです。
 直近では、1990年(平成2年)11月に今の天皇陛下即位に伴う大嘗祭が執り行われました。

 

 そんなわけで、勤労感謝の日にとり行われる「新嘗祭」に、奉納されるお米を一般的に「皇室献上米」と呼びます。


 皇室献上米は毎年、いくつかの県から厳しい審査を経て選ばれます。
 それらのお米の奉納を受けて、天皇が五穀の新穀をすべての神々に勧め、自らもこれを食して、その年の収穫を感謝するといった祭儀で、現在は、宮中三殿の近くにある新嘉殿というところで執り行われているそうです。

 

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【関根珈琲舎】第38回「温室効果ガスと自給率の関係」2009.11

こんにちは!ピュアネットジャパンの関根です。
 鳩山新政権の政策にちなんで、先月号では、今話題の「ダム」と「自給率」との関わり

についてお話をしましたが、今回は「温室効果ガス」と「自給率」との関わりについて

お話をしたいと思います。

 

 本誌にて以前、田んぼが1年間に生み出す酸素はガスボンベに換算すると

6兆円以上にもなるというお話をしたことがあります。


 量にして二百億立方メートルもの酸素が、毎年田んぼから生まれる

計算になります。

もちろん稲が、光合成をするわけですから、その分の二酸化炭素を浄化する

ということでもあります。


また田んぼは気温の上昇を抑えるという役割も担います。

 NPO法人農と自然の研究所・代表の宇根豊さんの話によれば、

ご飯茶碗1杯分の田んぼ(稲2〜3株)から、30分もの涼しい風が生まれるといいます。

田んぼが生む濃い酸素や、水の蒸散が、空気の流れを作るためです。

田園地帯に涼しい風が吹くのはこのためで、夏場でもエアコンなしに過ごせる

田舎家も、こうした涼しい風の恩恵といえるでしょう。

 こうして田んぼで生まれる酸素や二酸化炭素の浄化も、温暖化防止に

大きく貢献するわけですが、実は、これらが果たしてどれほどの影響があるのかと

いっただけの単純な話ではないんですね。

 むしろ、日本がこうした田んぼを耕作放棄し、食糧を海外に依存することによる

弊害が大きいという話なんです。

 

 さて「フードマイレージ」という言葉を聞いたことはありますでしょうか?


 食糧の輸送で排出されるCO2など、環境への負荷の大きさを測る手段として

用いられていますが、運搬される食糧の重さt(トン)と、距離km(キロメートル)を

掛けて表しています。

表をご覧下さい。

フードマイレージ比較

 日本のフードマイレージは、他の先進国に比べても、ダントツに大きいことがわかります。

 総量でみれば、2位の韓国に比べても3倍近い数字ですね。

 日本の食糧輸入は、これだけ環境に負荷をかけているということ、

すなわち温暖化を助長する原因になっているということなんです。

 ちなみに日本人が国産小麦のパンを食べるだけでも、冬に自宅のエアコンの

温度を1℃下げるくらいのCO2を減らせるといわれています。

 そしてコンビニエンスストアの「幕の内弁当」1つに使われている食材の

フードマイレージが、なんと16万キロといいますから、本当に驚きです。

 

 日本の自給率低下が、地球の温暖化を加速させる大きな要因となってしまわぬ

ためにも、毎日の食卓にはぜひ、日本の農産物を選んでいただければと思う次第です。

 

食糧輸入輸出イメージ

【関根珈琲舎】第30回 「言葉にして早く実現できた夢の移動オフィス」  2008/11/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

まだ11月だというのに吉祥寺駅前は、クリスマスイルミネーションが飾られました。

今年もあと2ヶ月、早いものですね…。


さてさてあまりにも早い実現に、私自身も驚いていますが、なんと移動オフィスがいよいよ稼動し始めます!

 

 200811くまねこ号阿賀の里


実はその前の段階で、昨年は産地に事務所を移動しようかということを検討しておりました。


産地とのパイプの太さが要となる仕事柄、その方が有利かと考えていたのですが、産地といってもお付き合い先の生産者さんは1箇所ではありませんし、お客様から遠くなるというデメリットも気になっていました。


また受発注を含む日常の事務仕事で、東京にいながらも、お客様のもとへなかなか出向けないと悩んでいたのでなおさらです…。


そこで作業をしながら移動できないものかと考えたのが、事の発端でした。


そして今年の2月頃に思い立った「移動オフィス」のアイディア、2〜3年後に実現すればいいなと思いつつ、このコラムに「夢の移動オフィス」という記事を書いたのが4月…。

「やっぱり夢は言葉にしてみるものだな」と強く実感しました。


この記事を書いた後に、多くの方に興味を持っていただき、事は動き始めました。

 

 「移動オフィスになったら、ぜひウチの方にも来て下さいね!」という声をたくさんいただき、喜んでもらえる良い仕事が出来るのかなという実感が湧いて来ました。


それからというもの日常の仕事に必要なメール、FAX、電話に関するモバイルの研究に始まり、移動しながらでもこなせる受発注システムの構築、移動しながら請求書や印刷物を発送できる方法などなど、真剣に考え始めたら、あっという間にいくつもの問題をクリア


多くの方々の声に後押しされて、夢が予想以上に早く実現してしまったという感じです。


これからが本番!「移動オフィスで良い仕事」…ハイ、頑張ります!

それではまた来月。

 

200811車で仕事


《2008年11月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

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【関根珈琲舎】第29回 「事故米、汚染米の危険性って?」  2008/10/1記事

こんにちは。ピュアネットジャパンの関根です。

先頃より、事故米のニュースが連日のように報道されています。

農水省と業者による心ない無責任な不祥事ですね…。


さて今回この事故米から検出された残留農薬のメタミドホス、アセタミプリドと、カビのアフラトキシンB1について調べてみました。


メタミドホスは、ちょっと前に中国の毒入り冷凍ギョーザ事件がありましたが、まさしくあの毒が、メタミドホスでした。


これはアブラムシ駆除などに使用される殺虫剤なのですが、家庭用の害虫駆除剤などに比べ、10〜100倍と毒性が強いため、人体や環境に与える影響が大きく、日本でも、また世界の多くの国でも使用が禁止されています。

 

ですが中国では、つい最近まで使用されてきました。

メタミドホスなどの毒性を高め、兵器用に改造したものがサリンなのだそうです。


アセタミプリドは日本でも使用されている新しいタイプの農薬ですが、やはり摂取量が多いと健康への危険性が高まる恐れがあると専門家からも指摘されており、植物への浸透が良いことと、効果の持続性が良い農薬なので、残留農薬の危険性と、体内への蓄積を指摘する報告もあります。


そして最後にカビ成分アフラトキシンB1ですが、これは天然物でもっとも強力な発ガン物質として知られています。

インドでは、このカビが原因で106名が死亡する事件も起きています。

実は、このカビが検出されたものはすべて輸入食品であり、国産品からは検出されていないとのこと。

国産品を食べること=自分の体と、日本の農業を守ること…とても大切ですね!

ではまた来月!

 

200810関根
《2008年10月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

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【関根珈琲舎】第28回 「お米を食べると、CO2が減る!?」  2008/9/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

最近、少しずつ、秋を感じる空気になってきた気がします。

そしていよいよ新米シーズン、みずみずしいお米がとても嬉しい季節です。


収穫の時期の産地は、見渡す限りの黄金色、とても美しい風景です。

200809とんぼと田んぼ

その昔、日本が「黄金の国ジパング」と言われたのは、金の産出だけでなく、一面の稲穂の風景も手伝ってのことだったんじゃないかなんてロマンチックに想像したりしています…。


さてさて、最近の異常気象、全国的なゲリラ豪雨、地球の温暖化がマスコミ等で取り沙汰され始めた途端に、肌身にそれを実感するほど、自然災害が増えてきました。


皆さんも、何か自然の異常を感じ始めてから、そのスピードが加速している気がしませんか?


でもずいぶん前から異常気象に警鐘を鳴らしていた専門家もいたようです。

よくよく考えてみると、私が小さい頃に、冬には当たり前だったバケツの氷や、ザクザク踏んだ霜柱も、今ではほとんど見かけません…。


さて今から4年前の2004年に、「デイ・アフター・トゥモロー」という映画が公開されました。

話題の映画でしたので、見た方も多いかと思いますが、この映画は、地球の温暖化によって極冠の氷が溶けたことで、海流に異変が起き、その結果として超大型低気圧――スーパー・ストームが発生して、地球に氷河期が訪れる…といった映画でした。


この映画をみた当時は、「こんなに急に氷河期が来るわけないよね」なんて笑い飛ばしておりましたが、その後まもなく現実のニュースで、アメリカに頻発する巨大竜巻や、大型ハリケーンの映像が流れました。

 

しかもその原因が、海面温度の上昇による気圧の変化だというから、何か、映画スクリーンの中だけのことと思っていたら、本当に氷河期が来てしまうのでは…と感じるほど、映画とオーバーラップすることが多いんですね、最近…。


さて温暖化の原因となるCO2を減らすには、日本をはじめとする消費国の自給率を上げることも、とても大切です。

 

輸入をする事で途上国の飢餓が救われるのであればいいのですが、先月号で書いた珈琲のお話の通り、どちらかといえば農業も、アメリカやEUなど先進国の経済戦略商品となっているので、やはり消費各国の自給率を上げることが正解のような気がします。


最近「フードマイレージ」という言葉で注目されつつありますが、食品を運ぶための輸送で排出されるCO2を減らそうという運動があります。

 

200809フードマイレージ


ちなみに「国産小麦」の食パンを食べることで、冬、自宅のエアコンの温度を1℃下げるくらいCO2を減らすことができるといいます。

海外の食べものは日本まで、たくさんのエネルギーを使って運ばれてきています。

 

ちなみにコンビニの幕の内弁当1つに使われている食材のマイレージをみると、16万キロ(地球4周に相当する距離)にもなっているそうです。

日本のフードマイレージは世界的に見てもダントツに多いとのこと…。

 

40%以下という極めて低い日本の自給率を、絶対にこれ以上下げてはいけないですし、生産者がどんどんやめてしまう今の状況も、何とかしないといけないですよね。


世界的に見ても、国内だけで考えても「地産地消」が一番環境に優しいということですし、地元のものを食べるのが一番体に良いという「身土不二」といった考え方もあります。


日本の食材はちょっと高いですが、その分、パンではなく、腹持ちのするお米を食べる「昔のような食習慣」がもっと根づけばいいですね…。

 

私自身も、忙しいとついつい麺類などを食べてしまいがちですが、なるべくごはんを食べるように心掛けたいと思います。

それでは、また来月!


《2008年9月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

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【関根珈琲舎】第27回 「1杯のおいしい珈琲から学ぶこと」  2008/8/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

毎日、暑い夏日が続きますね…。


さて今回は、関根珈琲舎の名に相応しくコーヒーの話題です。
先日、「おいしいコーヒーの真実」という映画を見てきました。

1杯のコーヒーから、多くの問題を抱える今の世界のしくみが見えてくるような、なかなか考えさせられる映画です。


全世界で、1日あたりの消費量は約20億杯

世界市場においての年間売上高は800億ドルを超え、石油に次いで、第2位の取引規模を誇る超巨大マーケット、それがコーヒーの市場です。

 

200908一杯のコーヒーの真実


舞台となるのはコーヒー発祥の地エチオピア

コーヒーの原産国で、世界でも高品質のコーヒーを産出することで知られている国です。

エチオピアでは、コーヒー輸出額が、国全体の輸出額のなんと67%を占めており、5人に1人はコーヒーで生計を立てているというコーヒー大国です。


 世界の巨大マーケットに、良質なコーヒー豆を輸出するエチオピアが、実は毎年700万人もの緊急食糧援助を受けているということを、皆さんはご存知でしたか?


 大手コーヒーチェーンのトールサイズのコーヒー、1杯、330円のうち、コーヒー農家に支払われる金額はいくらか?

実は、わずか3円から9円ほど…。割合にして1%から3%程度なのだそうです。


コーヒーの相場は、ニューヨーク商品取引所での先物取引で価格が決まります。

そしてコーヒー市場を支配しているのは4つの多国籍企業

コーヒー豆の価格は、産地の収穫量や生産者側の事情には、まったく関係なく推移します。


先のエチオピアを例にとると、コーヒー豆1kgの生産者手取り価格は2ブル、日本円で約40円
手作業で行うコーヒー豆の選別でも女性が1日8時間の労働をして、たった0.5ドルの日給しか得られないのだそうです。


映画の中では、エチオピアのコーヒー農家7万4千人を束ねる農協連合会の代表タデッセ・メスケラ氏が、農民のために公正な取引(フェアトレード)を求めて世界中を飛び回る姿が映し出されています。


この映画の製作者は、コーヒーだけでなく、自由貿易の名のもとに、食糧危機の原因ともなっている世界的な問題を、身近な1杯のコーヒーから考えてもらいたいという意図で制作したとのことでしたが、映画では、WTOによる貿易交渉で「先進国」対「途上国」という、対立要因についても触れています。


アメリカや、EU連合などの先進国では、自国農家に多額の補助金を出し、その補助金に支えられたバカ安の農産物を海外に輸出するものだから、途上国では、とても競争できない価格になってしまいます。

 

そうして先進国が輸出シェアを奪い途上国では、ますます飢餓を招くといった構図ができてしまうというわけです。


ちなみに、エチオピアのコーヒー輸出シェアは、全世界でたったの1%程度。

これが2%になるだけで、現在緊急支援を受けている援助額の5倍に相当する700億ドルを創出できるのだとか。


世界的にも、ますます格差社会になっているというわけなんですね…。
お米のように生産者の顔が見える珈琲工房って、できないかなあ…。

産地は外国だし、英語できないしなあ〜。


いやいや、日本が、海外からの輸入を減らすことも、世界的な食糧危機の回避になるのですから、私たちは、日本の自給率アップに貢献できるように頑張ることにしましょう!


さて映画「おいしいコーヒーの真実」は、現在、全国各地で上映しているようですので、よろしければぜひ1度、見てみて下さいね。


詳しくは「おいしいコーヒーの真実」公式サイトで。

http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/

それでは、また来月!


《2008年8月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

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【関根珈琲舎】第26回 「目的の夢と手段の夢」  2008/7/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

7月といえば、七夕ですね。


子供の頃は、短冊に願い事を書いたりして、その夢も何か、いつかは叶う気がしてウキウキした気分でしたが…、大人になると、「あっ、もう七夕か…。

今年も、もう半年過ぎちゃった〜、早いなあ…。」なんて現実的な会話しか出てこなかったりして…。


さて、このコラムでも何度かお話しましたが、私は年に1〜2回、夫婦で人生企画合宿をしています。

これも自分達の夢を叶えるために、この先10年で叶えたい夢を書き出すわけなんですが、その作業をする中で、自分なりに気づいた大切なことがひとつあります。


それは、書き出した「それぞれの夢」が自分にとって「目的」なのか、「手段」なのかに分けて、考えるということなんです。

 

同じ夢であってもたくさん書き出してゆくと、「目的の夢」と「手段の夢」が意外にごちゃ混ぜになってしまったりするんですよね。


たとえば私自身のことでいえば、「10年後に会社の売上を今の50倍にする」といったことを、2005年に書きました。


そして同時に、「将来、オーストラリアに移住したい」ということも書きました。

 

200807ウルル

「何を夢みたいなことを…」なんて言われそうですが、せっかく「一度きりの人生」の「夢」を書くんだから、「自分で限界を決めないで、本当にやりたいことはとにかく書いてみよう」が、我が家の人生企画合宿の原則です!

(恥ずかしながら、実はもっと大きな夢もいっぱい書いてあります…。)


これを年表に落として行くうちに「会社の売上を50倍にする」というのは、何のためにするんだ??ということを思い始めました。


それまでは、会社を大きくして、給料がたくさん取れるようになれば、「何でもできるだろう」と、漠然と思っていましたが、自分の未来年表をいろいろ想像しながら書き込んで行くと、売上を50倍にすることが、「オーストラリア移住の夢」や「その他の夢」と直結しなかったんですね。


 私の場合、「売上を上げる→給料が上がる→オーストラリアに移住ができる」という風にはなりませんでした。

 

どうなったかというと…
 「売上を上げる→社員が増える→ますます管理が大変になる→ヒマが無くなる→仕事人間で一生を終える」…自分の性格から考えると、こうなることは間違いないと思いました。


そこで、「オーストラリアに移住するには→○○年後に自分の手から仕事が離れている→そういう体制を作るには…」という風に道筋をつけないと、いつまでたっても夢は叶わないと思ったんです。


 私の場合でいうと「オーストラリア移住の夢」は「目的」で、「会社の売上を上げる夢」は「手段」に分類しました。


 それからというもの、会社の売上や給料は「夢を叶えるために必要なだけあればいい」と考えるようになりました。


その結果、どうせなら売上が大きい会社を目指すより、面白いことをやっている珍しい会社を目指したいと思うようになりましたし、お客様にすごく喜んでもらえて、気持ちよく仕事が出来る会社を目指したいと思うようになりました。

(まだまだですが…、そんな会社の実現に向けてガンバってます!!)


 「たった一度きりの人生で、自分が本当にやりたいことって何だろう?」って、叶えたい夢を真剣に考える作業って、とても楽しいものですよ!


皆さんもご夫婦で、ご家族で、親しい友人と…、ぜひやってみて下さいね。
さて我が家の、次の人生企画合宿は、いつどこでしようかなぁ〜。

それでは、また来月!


《2008年7月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

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【関根珈琲舎】第25回 「静かに始まっている!?史上最悪の世界食糧危機。」  2008/6/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

いよいよ梅雨入りですね。

お米の仕事をしていると、この時期は米虫の心配ばかりの嫌な季節です。


さてここのところ、TVやマスコミでは連日のように、食品やガソリンの値上げの話題でもちきりです。

スーパーに行けば、何かいろいろなものが軒並み値上げしていたり、バターが棚から消えてしまっていたり…。

 

どこかで何かが起こっている感じがしますね。

この5月21日に発刊したNewsWeek誌に「史上最悪の食糧クライシス」という記事が掲載されました。

なんとここ数ヶ月で食糧不足を原因とする暴動が世界22カ国で発生したそうです。

 

200807NEWSWEEK世界食糧危機

日本にいると、にわかには信じられない話ですが、世界的に見ると穀物の貿易バランスが大きく崩れているようです。


日本国内では稲作農家は米価の下落に悩まされ、今でも離農する生産者が後を立たない状況…。
政府では大規模農家に集約するという政策を打ち出し、数年前に聞いた話では400万戸あった農家を、十分の一の40万戸に減らす計画だとか…。


それでも今現在、日本では唯一自給可能なお米ですが、1993年に決まったWTO農業交渉のおかげで、一方では暴動が起こっている国があるというのに、日本ではいらないお米を77万トンも輸入しなければならないというおかしな状況があります。


77万トンというと日本国内の年間コメ消費量の10%近くに相当する量です。
さて、なぜこうした食糧危機が起こっているのか。


そもそもは、アメリカEU諸国の一部の輸出大国が巨額の補助金で支えつつ、余剰農産物を新興市場へ投売りしてきたことが、世界的な食糧危機のベースになっているようです。


そうした状況の中で、途上国では安い輸入食糧に頼りきり、自給率を低下させてしまいます。

 

ベトナム、タイ、バングラディッシュなどは、肥沃な農地を住宅地や工業用地に変えてしまい、マレーシアでは、輸出のためのパーム油のために、米作り農家を減らす…。

 中国、インドなどは、急速な経済成長で大量消費国となり、これまでの輸出国はこぞって輸出規制をするという状況。


そして今話題のバイオ燃料ブームも食糧危機に拍車をかけています。

アメリカでは、バイオ燃料用トウモロコシに巨額の補助金が投入され、すでにトウモロコシ生産量の約20%がバイオ燃料用に切り替えられてしまいました。

しかも大豆生産者多くが燃料用トウモロコシ生産に切り替わり、大豆不足の引き金にもなっています。


同様にドイツやフランスでも耕作地の15%は、そうしたエネルギー作物の生産に切り替わっているとか。


こうして世界的な食糧の奪い合いが始まっているわけです。

どこも国益優先ですから、世界のどこかで食糧難による死者がたくさん出ても、食べ物を燃料にしてしまう国があるわけで…。


日本も、先進国の中では最も自給率の低い国です。


いま世界中で起きていることを真剣に考えれば、これ以上農家をいじめて自給率を減らすことがどんなに愚かなことか…。そう思いませんか?


ごはんは茶碗1杯で50〜60円。そんなに安くてお腹いっぱいになるし、1年中食べてても飽きない日本人の主食です。


当たり前にあるからありがたみを感じないのかもしれないけど、おコメ農家がいなくなって毎日イモばかりじゃツライですよね…。


おコメの価値を考えれば、もうちょっと高くてもいいものだと思うわけです。
このままの米価じゃ、日本のおコメ農家もいなくなっちゃいます。

 

とてもいろいろ考えさせられる世界食糧危機のニュース…。

今回はちょっと社会派「関根珈琲舎」でしたが、皆さんは今の日本の農業政策をどう思いますか?


《2008年6月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第24回 「継続することの大切さ」  2008/5/1記事

新緑のすがすがしい季節になりましたね!

ピュアネットジャパンの関根です。

私はこの5月2日で44歳になりますが、まだかろうじて40歳代前半…。(笑)

そして関根珈琲舎も情報ふぁ〜むに連載し始めて今回で24回目、2周年記念となります!


さて早速の余談ですが昨日、ロードショー公開されたばかりの「10,000BC(紀元前1万年)」を見てきました。


雪深い山に住む狩猟民族の主人公が、別の民族に連れ去られた女性を助けるために旅に出るというお話しなのですが、主人公が旅の終わりに手にする「求め続けてきた約束された未来」というのが、農作物の「種子」だったんですね。


主人公の冒険やロマンスと共に、不安定な生活を強いられる狩猟民族の姿が描かれているわけですが、それだけ作物の栽培というのは画期的で素晴らしいもの、「約束された未来」とはよく言ったものだと妙に感心しつつも、やはり農業は大事なんだと再認識しました。映画の内容は冒険ラブロマンスなんですが…。(笑)

なかなか楽しい映画でした!!


さて関根珈琲舎も2年間継続することができました。

そこで今回は「継続」することの大切さについてのお話をしてみようかと思います。

 

200805情報ふぁ〜むバックナンバー

2000年5月より発行し始めた情報ふぁ〜むですが、私自身がすべての記事を書いていたのが、約4年半、その後すべての編集を高野に引き継ぎ、しばらくのお休みをいただいた後、関根珈琲舎のコラムを書き始めて2年、通算で約6年半、記事を書き続けたことになります。


とはいっても実は私自身、日記も続いた試しのない三日坊主で、こうした継続的な発信はあまり得意ではありませんし、人に「継続の大切さ」を説教できるほどの人間ではありません…。(笑)


月にたった一度のことですが、締切ギリギリになって、いつも苦しんでいます。

「考える時間」と「書く時間」は割合にして5:1くらいでしょうか…。

テーマの決定がとても大変です。


それでもこうした情報発信を継続していて、本当に嬉しいことが起こるんですね!

それは、読んでいただいている方からのご返信なんです。

私の場合には、この嬉しいことに出会うまで、とても時間がかかりました


どんなマーケティングの本を読んでも、継続的な情報発信は大事だとありますし、当初は、半信半疑でいながら、啓蒙が必要な商品だし、セオリーに従って始めてみるか…ってな感じでした。


そして始めた当初は、送っても送っても何か「届いているのか、いないのか」って思うほど、効果を感じることはできませんでした


それは啓蒙に一生懸命になりすぎて、食の安全性や、農業について熱く語りすぎたというのもあったかもしれませんが、今の情報ふぁ〜むほど、人間味もなかったのではないかと思います。


そして現在の柔らかい感じの情報ふぁ〜むは高野編集長が一新してくれたものですが、さすがですね!

女性の感性って店作りにも出たりしますよね。

逆に男ばかりの店は、外から見ても良くわかる…。

 

何事も、飾りつけはやはり女性に任せるべきだと思う今日この頃ですが、私自身も「関根珈琲舎」として、比較的パーソナルな記事を書くようになってから、いろいろなメールやお電話、お便りをいただけるようになりました!


お返事をいただくって本当に嬉しいことですし、それがきっかけで、プライベートでも、お客様でも、より楽しく、より深いコミュニケーションにつながるんだということが最近、本当に実感できました。


でもこうしたご返信をいただけるようになったのは6年半も続けて、まだつい最近のことですから、途中で挫折していたら味わえなかった感動ですね…。


継続することで少しだけ、誰かの心に響く文章が書けるようになってきたのかもしれない…と自分を励ましつつ、まだまだ未熟ではありますが、少しでも皆様の心に届くよう、これからも頑張って記事を書き続けて参りますので、今後とも情報ふぁ〜む並びに関根珈琲舎をご愛読いただければ幸いです。

それでは、また来月!!


《2008年5月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第23回 「夢の移動オフィス」  2008/4/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。もう桜の季節ですね!


皆さんはもうお花見に出かけましたか?

 私はこの頃の肌寒さに負けて、車で桜並木を走っただけ…。桜の散らないうちに、春らしい陽気になって欲しいものです。


さて最近、私の中に新たなる野望が出来ました…。

それは、移動オフィスの実現です!

 

200804関根移動オフィス


私共の仕事も、SOHOに近い感覚での仕事ですので、事務所はり付きの仕事で追われっぱなしの毎日という状況が続きます…。


そうした作業に追われっぱなしでいると、お客様や生産者様、皆様のもとへもなかなか出向けませんし、ルーチンワークだけで毎日、毎週、毎月、そして毎年があっという間に過ぎてしまうという危機感を日々感じています。


なぜ移動オフィスなのか?
それは、出向くことの大切さを私自身がしみじみと感じている中で、事務所での仕事に縛られているのだから事務所ごと持ち運べないか…という発想です。


私自身これまで、いろいろなところに足を運ぶことで、仕事や人生が開けてきたということを実感してきました。


小売店店主時代に、大阪や京都に毎月のように通って関西商人の諸先輩方の商売を感じることができたこと、夜通し走って東北、北陸中の生産者のもとを訪ねて歩いたこと、多くの異業種の方々と交流できたこと…。

 

そうしてあっちこっちに出向いて、たくさんの人と会っている時ほど、新しいアイディアもたくさん出てくることに気づきました。


思い起こせば、家業の酒販店を継いだ頃、いつ配達が入るかわからないので、お店を30分と空けることが出来ず、半径2km圏から出ることの出来ない毎日でしたが、大阪を本拠地とする酒販店グループに参加したことから、人生が動き始めました。


それまでは「仕事があるから絶対に出られない」と思い込んでいたことが「出たい」と思いはじめたら、意外に何とかするものなんですね。

平日に休みや連休を取りたいと思ったら、お得意様には一生懸命電話をするわけです…。(笑)


そうして着慣れないスーツに身を包み、新幹線に乗って、「日常と違う」月に1回の大阪通いをし始めたわけですが、そんな中で、いろいろな人と出会い、いろいろな商売を見たり、新しい見聞が出来ることで、当時は自分でも驚くほど新しいアイディアが浮かんできたことを思い出します。


そして今の仕事を新事業として起したわけですが、その後の1999年に大きな赤字を出した時に、立て直しのために事務所にこもるようになると、今度はアイディアがスッパリと出なくなってしまうんですね。自分の気持ちのあり方もまったく違います。


アイディアが次々と出るときは、気持ちも明るく、何もかもうまく行く気がするんですよね!

事実そうした状況にあるときほど、私の場合は仕事もうまく稼動していたように思います。


現在、お付き合いのお客様や生産者様は、北海道から九州までいらっしゃるのですが、そうした方々に会えないどころか、ここ数年、目と鼻の先といっていいほど近隣のお得意先にも足を運べない状況が続きました。


そうした中で、思い立った「夢の移動オフィス」ですが、調べてみたところ、今では電話もパソコンもFAXも、モバイル通信で相当のことができるということがわかりました!


そして今、移動オフィス実現に向けて、計画と準備を着々と進めております。

 

最初は、かばんの中の1台のパソコンから…、ゆくゆくは、キャンピングカーで事務所ごと、皆様のところを訪ねて日本縦断!!…出来るかな??


1日も早く、皆様のもとへ出向けるよう頑張りたいと思っています。それでは、また来月!!

 

《2008年4月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第22回 「Life is very short.」  2008/3/1記事

数年前に「今がわかる時代がわかる世界地図」という本を買いました。

 

そこに掲載されていた世界の平均寿命…1位は日本の80.7歳でしたが、最下位はザンビアで、なんと38.0歳

 

200803世界の平均寿命

 

そして驚くことにアフリカ大陸のほとんどの国の平均寿命が、30〜40歳代という驚きのデータでした。


理由は乳幼児死亡率の高さと、HIVの流行とのこと。

私は今年44歳になりますから、アフリカに生まれていたら、もう当たり前に死んでいる年齢なんだということを知って驚きました…。


 さて今年1月のコラムでは我が家の人生企画の話をしましたが、実は私が最初に作った人生企画では、自分の寿命を78歳に設定していました…。

それは私の祖父の寿命が78歳だったからです。


先日それを母に話したところ、親心からなのか「78歳じゃ短いよ。」と言われましたが、実は、私の父が亡くなったのは58歳

 

49歳で発病した脳腫瘍で、その後言語障害、半身不随で10年間の闘病生活の後の死でした。

働き盛りの年齢だったので、とても遺恨を残しての死だったと思います。


 そんな父の年齢に近づいてきた今現在の私自身を考えてみると、まだまだやり残したことがいっぱいあって、死んでも死に切れません…。


でも父や、アフリカの人々のことを考えると、78歳まで生きられる保障はどこにもないんですよね。

だからこそ「明日死んでも悔いはない」と言えるような人生に早く到達しないといけないなあ…と最近、よく考えるようになりました。

 

またこの歳になって、あれは父が身を持って教えてくれた教訓なのだと考えるようにもなりました…。


毎日、何かに追われるような強迫観念と共に、目の前の仕事をこなすことに目一杯だった30歳代…。

その時は、やってもやっても次々現れる仕事や作業を一生懸命続けていれば、いつかは楽になると信じていましたし、そしてその延長線上に、いつかは成功のゴールがあると信じていました。


その後40歳代になって、夫婦で人生企画をするようになってから、自分の中で大きく人生観が変わってきました。


少なくとも、30歳代にやっていた「がむしゃらに目の前の作業をこなす」ことの延長線上には、成功や理想の人生はないことに気づきました…。


当時の私の中では「頑張って仕事が軌道に乗れば、もっとやりたいことが出来る」という漠然としたもので、それ自体が「仕事が目的である」ということと何ら変わりないということに気づいたからです。


さて話は変わりますが、先日、何かの記事で「月に行こうと思ったからロケットが出来たんだ」といったコピーが目に飛び込んできました。

 

楽天の三木谷社長の言葉だったかと思いますが、「飛行機がどんどん進化していってロケットが出来たのではなく、月に行きたいという強い思いが、ロケットを開発させたんだ」といった内容のお話でした。


以前にもこのようなお話を別のところで聞いたことがありましたが、なるほど、まさしくこれなんだとつくづく感じいってしまいました。


やはり「最初に何をやりたいかをはっきりさせて、そこまでの地図を描く」ということが大切なんですね…。

 

私の大好きなビートルズのWe can work it outという歌の中に「Life is very short and there’s no time.」という一節がありますが、この歌をこれからの自分の人生のテーマソングにしようかなどどバカなことを考えたりしつつ…(笑)、今現在、当たり前にやっている目の前の作業にも常に疑問を持ちながら、「俺はいつ死んでも悔いはねえ!」と早く言えるように頑張りたいと思っています。

それでは、また来月!


《2008年3月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第21回 「理論と実践」  2008/2/1記事

「行動なき理論は意味がなく、理論なき実践は無駄が多い」


私とおつきあいの長い方は、幾度となく耳にしていることと思う…私の大好きな言葉です。


最初に、この言葉の「理論なき実践は無駄が多い」というところを実感したのは、学生時代に趣味にしていた音楽でのことでした。

 

200802関根はずかしながらギター中

 

俗に言う「音がぶつかる」ということがわかるようになったのは「理論」のおかげでした。

(音がぶつかるというのは、2つの音が同時に半音程で鳴り、不協和音を奏でることです。)


もう昔の話で恐縮ですが、私が学生の当時、自分で作った歌を自分で歌う「シンガーソングライター」が全盛で、私もアリスや松山千春などに憧れギターを始めました。


当時のこうしたミュージシャンたちは、こぞって「楽譜なんか読めなくても音楽はできる」と豪語していたのですが、私もそれに見習い自己流で曲を作ったり歌を歌ったりしておりました。


そんなある日、ヤマハの主催するポピュラーソングコンテストに応募してみたら、運良く予選を通過して東京大会まで進出、もしかしたら本選まで行けちゃったりして…なんて期待に胸を膨らませつつ、結果はあっけなく落選…。


それをきっかけにそのコンテストの審査をしていた作編曲の先生が主催する作編曲教室に通い始めました。

そして自分で楽譜を書くようになると、音楽の聞こえ方がまったく違ってきたんですね。


それまでわからなかった「音がぶつかる」ということも楽譜で確認しているうちに、感覚でわかるようになったんです。

各楽器の動きや、和音の音程がわかるようになったり…。本当に驚きでした。


たぶん「楽譜なんか読めなくても音楽はできるんだ!」とそのまま音楽理論や、楽譜に触れることなく音楽をしていたら、もしかしたら一生わからなかったかもしれません。


その後、仕事でも「理論なき実践は無駄が多い」ということを実感する出来事がありました。


20歳代の後半、父の死をきっかけに家業である酒販店を継いだ当時、何をやったら良いかわからず、知人の紹介で、当時関西方面で話題になっていた酒販店の全国組織に参加しました。


年商3億だとか、5億だとか、従業員を何人も抱えて大きな商売をする関西商人の諸先輩方にご指導いただきながら、見よう見まねで、いろいろなことをやりました。


ビール1ケースで○○プレゼントとか、お米とビールで○○円安いとか、春のクリーニングセールとか、灯油前売り回数券とか、浄水器設置キャンペーンとか、携帯電話が無料とか、酒屋だか何だかわからないことまで、1〜2週間ごとに、キャンペーンを変えるものですから、お店のパートさんは、「今、このキャンペーンやってましたっけ」とか、「これ今いくらでしたっけ」とか、もうチンプンカンプン。
しかもなかなか、成果が出ないんですね…。


それだけなら良いのですが、お店のバックヤードには、ほこりをかぶった景品や、不良在庫の山ができ、これをどう処分しようかとまた頭を悩ませたりして…。


最後のとどめに、パートさんには「私もう店長には付いていけません!」と辞められちゃう始末…。

 

(笑)そんな中で出会ったのが、ランチェスター戦略というマーケティング理論でした。


弱者と強者の戦略、一番化、一点集中主義、地域戦略…。これを知ったことは、私にとってとても大きな衝撃でした。

ただ追われるばかりの毎日から、商売の仕方が変わり、仕事がとても楽しくなったことを思い出します。


半径2キロの商圏を36のブロックに分割し、地域戦略マップと称した、たたみ1畳ほどもある地図を壁に貼り出して、お客様の家を赤色で塗りつぶし、ブロックごとのシェア率を書き込んで…。


作業でしかないと思っていた酒屋の仕事が、戦略的な仕事になった気がしました。

それからというもの販促の成果が出始めたことは…、言うまでもありませんね。

 

実は、その理論戦略にそって決めた一番化商品が「お米」だったというわけなんです。

 

家業の「酒屋」の経営を助けるために始めたその「お米」が今、自分のライフワークとも言える「仕事」になっているんだから不思議なものです。


習うより慣れろ」と良くいいますが、

私個人的には、「でも早いうちに習った方が身につけるのは早い」という言葉を、その後に付け加えたいところですが…。(笑)

それでは、また来月!

 

《2008年2月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第20回 「恒例!楽しく未来を考える人生企画合宿。」  2008/1/1記事

新年明けましておめでとうございます!
平成20年、2008年、きりが良くて末広がりの年、皆様にとっても良い年になりますようお祈り申し上げます。


さて今年も恒例の人生企画合宿をやりました。

合宿といっても今年は自宅で、夫婦2人で、ゆっくりとやりました。

人生企画も今年で4回目になりますが、今年の人生企画はとても充実したものになりました。

夫婦で人生企画を始めたのが2005年、第1回目は、熱海の旅館に2泊3日で本当に合宿といった感じで行いました。

たくさんのポストイットと、模造紙とサインペンを用意して、3日間どこにも行かず、旅館に缶詰状態で行いました。

200801人生企画

缶詰状態でやることが前提でしたから、海の見える景色の良い旅館を選んだのもGOODでした。

じっくりと将来を考える時間はとても有意義で、とても楽しかったことを思い出します。

それから3年目となる今年の正月、人生企画を行う前に2005年に作った人生企画の内容を見てみると、意外に達成できていることが多いことにも驚きましたが、それよりも「人生の目的」が、たったの3年でずいぶん変わるものだということを実感しました。

我が家の人生企画は、先10年のことを考えます。

私自身は今年44歳ですので、54歳までにやりたいことや夢を年表にするのですが、これがやってみると意外に楽しい!

せっかくですから、いくつかの書籍を参考にして、我が家流にアレンジした人生企画の方法をご紹介したいと思います!

手順は、まず大きな模造紙に

@仕事・社会、

Aプライベート・家庭、

B教養・知識、

C経済・モノ・お金、

D趣味、

E健康、

F生き方、心、精神

という7つの枠を作ります。(サインペンで区切ります)


次にそれぞれが、自分自身のやりたいことをポストイットに書き出し、模造紙の当てはまる枠に貼って行きます。

 

この時に、お互い「そんなことできるはずないじゃない」とか、「そんなことヤダよ」とか、批判、否定は一切しないということを約束にします。

 

また自分でも「こんなことできるはずないか」と考えず、バカみたいな夢や、今の状況ではとても考えられないような願望なども書き出します

(ちなみに我が家では、悩みや迷いではないけど人間の煩悩と同じ数で、お互いに108つずつ書き出そうというルールを決めたこともありました。…笑)


そして自分のやりたいことや夢をお互いに書き尽くしたところで、今度は別の模造紙を用意して、横軸に先ほどの7つの項目を割り振り、縦軸には今年から先10年の年を割り振ります。

各年の下には、その年の自分達の年齢を記入しておきます。


次に最初の模造紙から、それぞれの夢をどの年に叶えたいかを考え、一つひとつ貼り替えて行く作業をします。

すべて貼り終えると、たぶん先3年目までの所にポストイットが集中すると思います。(笑)


さて次にその直近3年間は月割りスケジュールを考えます。

3年分で模造紙3枚を用意し、それぞれ横軸は先ほどと同じ7つの項目を割り振り、縦軸に12か月分の月を割り振ります。

そしたら、先ほどの10年分の模造紙の直近3年分のポストイットを、いつまでに実現したいか考え、それぞれ月毎のスケジュールに張り替えて行きます。

 

こうして直近3年間の月毎のスケジュールと先10年間の夢に向かうための年表が出来上がります。

 

200801三年スケジュール

最後にこれをエクセルに打ち込んで行き、自分のノートに挟みこめるA5サイズのものと、トイレや身近に目のつく所に貼っておけるA3サイズのものをプリントして、年中眺められるようにしておきます。

エクセルに打ち込んだものは、自分のやりたいことを緑色に、妻のやりたいことをピンク色に、2人共通の夢を黄色に色づけしてあります。

 

この色づけも、人生企画を何度かやって行くと不思議と黄色が増えて行くものです。

人生企画を通じてコミュニケーションを取るうちに、最初はどちらかが考えたことでも共通の夢に変わって行くんですね…。

 

我が家では見直しも含めて、年に2回は人生企画をしようと話しておりますが、1年の計は元旦にありとも言いますし、まだやったことのない方は、ぜひこの機会にやってみては?

意外に楽しいですヨ!

 

やり方をもっと詳しく知りたいという方は、ぜひご一報下さい。我が家で使っているフォームなどもお見せしますので…。

それでは、本年も何卒よろしくお願い申し上げます!


《2008年1月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第19回 「どんぶり勘定の恐怖…」  2007/12/1記事

みなさんこんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

 

人生は山あり谷あり…、経営も山あり谷あり…なんてちょっと年寄りくさい感じで始まりますが、どんな商売でもずっと安泰なんてこと、なかなかないですよね…。

 

人生も経営もどちらも必ず不測の事態というのがあります。

でも今回お話しするのは不測というより自分の未熟さが招いた災いといったお話です。


ピュアネットジャパンとしてお米の仕事を始めてからこの12月で12回目の決算を迎えます。

弊社の財務管理は、私自身がソリマチ社の会計王というソフトでやっておりまして、簡単に月次決算ができるようになっています。


このように自計化の形にしたのは2000年からなのですが、それまでは、すべて税理士さんまかせでした。

当時はいわゆるどんぶり勘定、何かあったら税理士さんが赤信号を出してくれるだろうと、数字をチェックすることもなく、ひたすら営業に奔走していました。


そして1999年のこと、たったの1期(1年)で2500万円、累積で4000万円もの赤字を出してしまいました…。

急に人材を増やしたことに加えて、新規事業(団子の製造)の立ち上げで力が分散したこともあり、その年の営業不振がたたってしまった結果でした。


それでも当時の税理士さんは、そんなに厳しい事態だと途中経過を伝えてくれることもなく、決算のフタを開けたら大赤字…。

 

その時はじめて、税理士というのは税務申告が本来の仕事で、経営コンサルタントではないということを認識しました。

(ちなみに最近では、経営コンサル的なサービスをする税理士さんも増えています。)


それから先輩経営者の勧めもあり、コンピューター会計を本格的に導入することを決意しました。

実はその前にもコンピューター会計を検討したことがあったのですが、当時の税理士さんは、コンピューター会計なんてやっても無駄だと言い、さらにはウチの専用帳票じゃないと受け付けられませんと言われていたこともあって、やむなく断念していました。


翌年の2000年には、長いお付き合いだった税理士さんをお断りし、コンピューター会計で受け付けてくれる税理士さんをさがし出して、財務管理をすべて自分でするようにしました。


そうしたら会社の無駄がすごく見えるようになってきて、翌年には黒字に転換し、そして6年かかってこの大きな債務超過をすべて消すことができました


1999年当時、夜は眠れなくなる、食欲はなくなる、お酒は増える、アイディアは出なくなる、先行投資が怖くなるなどなど、今になって当時の写真を見ても何かに取り憑かれたような、とても暗い顔をしています…。


お化けが怖いのと一緒で、人間は「見えないもの、わからないもの、得体の知れないもの」が怖いんだという話を聞いたことがありますが、経営もまったく一緒ですよね。


どんぶり勘定で税理士任せにしていた頃は、ちょっとしたことで会社が潰れちゃうんじゃないか…と、不安になることが日常茶飯事でしたが、今はキチンと数字が見えるようになって、そうした不安が全くなくなりました。


どんぶり勘定の何が怖いかって、一番怖いのは「眠れない夜」でしょうか…。

見えないことほど本当に怖いものはないですよね。

私自身が、もともと心配性な性格なので、自計化したことで良かったのは、精神衛生上の問題が何より一番なんですネ!


昔、先輩経営者さんで「会社が1円でも赤字を出すのは罪悪だ」と教えてくれた人がいました。

 

この言葉にはいろいろな意味があると思いますが、私自身が大赤字を出した時は、経営もアイディアも消極的になり、性格も暗くなり(笑)悪循環になるということを身をもって体験しました…。

 

自分の経営者としての未熟さが招いた事態ではありましたが、「たとえ売上が半分になったとしても会社をつぶさない」という自信ができたのはこの自計化のおかげです。

財務や経理というのは、とても消極的なイメージがありますが、数字をしっかり把握できれば、博打ではない本当の意味での攻めの経営が可能になるのかなと思います。

 

自計化は、不況業種粗利の低い商売経営者自身の責務が大きい中小企業や小売店さんなどには特にオススメ

今の会計ソフトはかなり優れものですから、経営者自身がやっても、毎日15分程度の作業で十分、その労力以上の見返りがあるはずです。(良く眠れるようになりますヨ!…笑)

 

自計化がまだの小売店経営者様はぜひぜひ!

それではここらへんで、また来年お会いしましょう。


《2007年12月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第18回 「現場に出向くことの大切さ」  2007/10/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパン(株)の関根です。

先月の「結婚について」の記事、私の暴露話もあってか…、電話やメール、お手紙など、とてもたくさんのメッセージをいただきました。


どれもとても温かいメッセージや、共感など、嬉しい反響をたくさんいただきまして本当にありがとうございました!


さてさて今回は、現場に出向くことの大切さについてのお話しをしようと思いますが、この10月7日〜8日の連休に弊社の会員である小売店様を対象とした産地研修会を行いました。

 

この研修会を始めて今年で12年目、これまでに北海道、秋田、山形、山形、新潟、長野、栃木、千葉、埼玉などいろいろなところへ行ってきましたが、実はこの研修会を始めようと思ったきっかけが自分自身の体験にあるんですね…。


今から十数年前、私がまだ酒販店の店主をしていた頃の話ですが、当時お酒のディスカウントが一大旋風で、売上が激減する中、自分のお店を守るために始めたのが「店頭で1kgから玄米をその場で精米する」という店頭精米でした。

 

まだ店頭精米機というものが開発されたばかりで、日本で何台もないと聞いておりましたが、関東では見たことのない商売でした。

そこで機械を導入し、某米卸問屋に玄米で分けて欲しいと交渉に行ったところ、「白米では卸せるけど玄米では卸せません」と言われました。


「なぜ??問屋事務所横の倉庫には玄米が山積みになっているというのに…。」


その後、玄米を扱うようになって「玄米というのはお米の品質や状態がとても良くわかる」ということに気づきました。

そして玄米では販売できないといった米卸問屋の理由も…。


さて、問屋から玄米を仕入れられないということであれば、農家を頼るしかないなという単純な発想で、その後、親戚、知人を伝って農家を交渉し始めました。

食管法が崩壊するちょっと前のことでしたので産地に出向くお米屋さんはほとんどいない時代のことでした…。


話は変わりますが、当時の私は「こんにちは、良い天気ですね…。」と言った後、会話が続かなくなるほどコミュニケーション下手で、接客には、とても苦手意識がありました。


ところが、生産者からお米を仕入れるようになってから、自分の中で革命的な出来事が起こり始めたんです。


酒販店店主をしていたその頃の私の行動範囲は半径2km

時々配達が入るので、お店を30分と空けることができません…。

 

そんな中で、お米を仕入れるために何百キロもある山形や、新潟などに出向くことになったのです。


当初は、お店を夜8時に閉めてから、4トントラックを借りて、そのまま山形や新潟に出向きました。

 

夜中の3時頃に産地に着き、それから玄米を250袋ほども積み出しをして、朝ごはんをご馳走になって帰ってくるということをしていました。

24時間以内にレンタカーを返さないといけないので、せっかく山形へ行っても温泉にもつからずとんぼ返りです。(若いから出来たことですね…笑)

 

でも半径2kmの範囲行動しかしない自分には、とても刺激的で楽しい出来事でした。


そんな中で、生産者から聞いた話や、産地で撮った数枚の写真が自分の商売に大きな革命を起こしたんですね。

生産者から聞く話は、とてもショッキングなものでした。

 

農薬で身体を壊す生産者は大勢いる。食べる人にとっても良くないことはわかっている。

 だけど良かれと思って農薬を撒かなければ、周り近所の農家からは、稲に病気や虫がつくのはお前が農薬を撒かないからだと言われ、仲間外れにされる。

 自分の田んぼだから関係ないだろうといって、減反をしなければ、自分にだけでなく連帯責任だといっては地域全体に補助金を出してもらえなくなるので、村八分にされる。」などといった自分達には想像できない世界が、そこにはありました…。


それからというもの、意図したわけではありませんが、自分の言葉に魂がのったというのか、産地での生産者の話や写真を見せながら、自然に自分の感動をお客さんに語り始めていたんですね!


そうしてあっという間に、それまでの何倍どころか何十倍といったお米が売れるようになりました。

たぶん同じことを第3者から間接的に聞いても、同じ現象は起きなかったと思うんです。


やはり自分の目で見て、自分の耳で聞いて、自然に自分の中に湧いた感動だからこそ、お客様に伝わったのではないかと思うんですね…。


だからこそ「自分と同じ体験をして欲しい」と思い、始めたのが今の産地研修会なんです。


私自身、もう数え切れないほど産地に足を運んでいますが、今だに行く度に、新しい発見や感動があるんですね!


商売に限ったことではないかと思いますが、現地に出向いて自分の目で確かめるというのは、とても大切なことだとつくづく感じました。

自分の中に革命が起こることもありうるわけですからね!


このお便りが着くのは今年の産地研修会が終わった後ですが、今後も毎年行って参りますので、一人でも多くの人に、この感動を味わっていただきたいと思うのです。


小売店様に限らず一般の方やお客様も大歓迎です!

ご興味のある方は、ぜひ弊社までご一報下さいね。それでは、また来月!

 

《2007年10月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第17回 「結婚について」  2007/9/1記事

こんにちは!ピュアネットジャパンの関根です。

今年も年間休肝100日を達成できました!

さらに今年は500デー(ビール500ml以内)の日も50日追加できました。

 

「500mlでも多いよ」と言われそうですが、その前は7〜8年間休むことなく毎日ビール大瓶2本は飲んでいたのんべえですので、これでも確実に減っているんですね…。(笑)

そのせいなのか健康診断の数値も毎年良くなっています!


さて最近、私と妻の共通の友人より結婚パーティの招待状をいただきました。(本当におめでとうございます!)そこで今回は「結婚」について、お話ししてみようと思います。


いきなりですが、実は私は結婚を3度しています。

ということは…そうです、バツ2なんですね。

 

本当に恥ずかしい限りなんですが、実はバツ1の時には、離婚したことを人に話すことが出来ませんでした。

それは、見下されるのが怖かったんでしょうね…。

社会的にも信用を失墜してしまいそうですし、うしろ指差されたくないという気持ちが強かったんだと思います…。


ところがバツ2になったら、そんなのがスカーンとなくなっちゃったんですね。

 

「2回も失敗をしているのだからあいつは何か問題があるに違いない」と思われることもあるだろうし、もう一生結婚できないだろうから、一人で好きに生きていこうと思ったら気が楽になっちゃったんです。


2006年12月号の「人の色」というテーマの中で、お話しましたが、2度目の離婚の時には「気の合う人とだけでも、十分仕事はできる。」という割り切りが出来ていましたので、尚更のことだったのかと思います。

 

すべてをさらけ出して、去って行く人はそれまでの人だと思うことにして、それからは、バツ2だという事を隠さず話すようになりました。


そうしたらなんと不思議なことに、恋愛相談をたくさん受けるようになったんですね…。

相談を受けるたびに「僕は失敗したんだから…」というのですが、心の中に不安や闇を抱えている人は自分だけじゃなかったんだな…とつくづく感じました。


そうはいっても1度の失敗で学べば良いものを、2度の失敗…、自分は学びがないなあ…とつくづく感じながら、その中でも自分なりに学んだことは「感謝」と「歩み寄り」でしょうか…。

 

基本的なことですが、これができれば円満夫婦でいられるのではないかと思います。


僕の場合、1度目の結婚は10年、本音で話し合うことも、本気でぶつかりあう事もない(正確には“できない”でしょうか…)俗に言う「仮面夫婦の関係」2度目の結婚は3年、毎晩のようにケンカを繰り返して、いくら話し合っても接点が出来ない「モノサシの違う関係」といった感じでした。


2度の失敗はどちらにも「感謝」と「歩み寄り」が不足していたように思います。

 

基本的に他人が一緒になるのですから「歩み寄り」ができなければうまくいくはずはないのですが、これが意外に難しいんですよね。

比較的スムーズに歩み寄りのできる関係もあれば、そうじゃない関係もあるように思います。

 

それは「人の色」の時にも話しましたが、その人の「モノサシ」=(その人の中での常識)が、比較的近い人と、かなり違う人がいるんだと思うんですね…。


基本的な「モノサシ」が違う上に、お互い尊敬や尊重のない関係になると、いくらケンカしても接点ができないということになっちゃうのでしょうね…。


同性であれば「アイツは俺とは肌が合わない」とか、すぐに直感できますが、異性になるとお付き合い始めにはお互い良いところを見せたいと思うせいか「判断の目」も狂ったりするのかも知れません…。 


ケンカした時、相手の言うことが根本的に理解できないというのは「モノサシ」の違い、腹は立つけど確かに俺も(私も)ここは悪かったと思えるなら歩み寄りが出来るんだと思います…。

一生のパートナーなので、このモノサシが合うか合わないかは、とても大切なことだと思います。

「感謝」については2007年3月号の中で「感謝のバランス」というテーマでお話しましたが、生活の中で生じるアンバランスも「“ありがとう”の言葉と気持ち」だけで埋められることはたくさんあるんだと思います。

でもたったそれだけのことが夫婦間では不足することが結構ありますよね…。


数年前までは結婚というものに自信を無くしていた私ですが、お互いに尊敬し、尊重し合い、高めあうことが出来るのが「結婚」だと思えるようになったのは、今の妻のおかげでもあります。

そんな妻に感謝しつつ、友人のYさんのご結婚とこれからの幸せを心より祝福しつつ…。

それではまた来月!

 

《2007年9月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第16回 「捨てること」  2007/8/1記事

こんにちは。ピュアネットジャパン鰍フ関根です。

申し訳ないことに引っ越しのドタバタで情報ふぁーむ7月号は幻の号となってしまい、結果的に2ヶ月ぶりの情報ふぁーむお届けとなってしまいました…。

毎月楽しみにしていただいている皆様には申し訳ございませんでした。

 

おかげさまで引っ越し後の整理もしっかりできまして、今は以前にもまして気分良く仕事が出来る環境になりました。

さて今回の事務所移転では、とても大きな学びがありました。


その学びというのは簡単に言ってしまえば「捨てる」ということの大切さ…。

5月号では、仕事に行き詰った時に、本当に大切だと思った仕事に一点集中するんですというお話をしましたが、こうした事業内容の取捨選択も「捨てることの決断」だと思うんですね…。


でも今回学んだのは、そのものズバリ「モノを捨てる」こと!

実は私は、昔からモノが捨てられない性格で、モノを溜め込んでは整理するために収納に悩んで収納用品を購入して、それでも入りきらなくてまた悩んでということを繰り返していました。

結局、人以上にモノが溢れて、事務所も大きなスペースが必要になって…。


最近、「整理する」ということをキーワードにした本がたくさん出ていますが、どの本を読んでも「整理することの基本は捨てること」だと書いてあるんですね…。


その中で、私自身がピーンと来たキーワードがありました。

それは「使える」と「使う」は大違いということ!

私の溜め込んでしまうクセをよくよく考えてみると「これまだ“使える”から…」といってモノが溢れてしまうんですね。


それで今回、事業の一点集中と共に、長年溜め込んだモノを徹底的に捨てる決断をしました。


分別する時のキーワードはもちろん「使うか」「使わないか」です。

まだまだ使えるものでも当面使わないもの、他で代用できるものや再度調達可能なものはバッサリと捨てました。


そうしたら今度は捨てるのが面白くなってアレもコレもと、どんどんエスカレートして、結果的にトラック1台分にも匹敵するほどのゴミの山が出来てしまいました。


特に多かったのが「紙ゴミ」です。

仕事柄、この情報はいつか使えるからとか、このチラシは参考になるからとかいってファイルに溜め込み、それを収納していたファイルのゴミも膨大なものでした。


捨てているときに判断に迷ったら、インターネットで調達できる情報か否かを考えたらほとんどは調達可能な情報だったりするんですね…。


それともう1つ学んだのは、ゴミにはとてもお金がかかるということ…。

ほったらかしにしてあった壊れたパソコンもやコピー機を捨てるにも、数千円〜数万円といった費用がかかりますし、何よりもそうしたゴミを溜め込んだ事務所スペースを家賃に換算すると毎月10万円以上をゴミのために払っていたということになるんですね。

恐るべしゴミパワー…。


こうして大量のゴミを捨てたことで、仕事場の環境も良くなり、経費の削減も出来て、しかもとても清々しい気持ちで毎日を過ごせるようになりました。

でも実はまだまだ捨てるモノがあります!

これからも定期的に捨てる作業を怠らず、スリムで気持ちの良い環境を維持できればと思っています。


最後に今回の「捨てる作業」にとても役立った2冊の本を紹介します。

● 「捨てる」と「片づける」で人生が楽になる/斉藤茂太著(新講社)/1,300円
● 家まるごと2日でスッキリ!!辰巳渚の「捨てる!」生活/辰巳渚著(高橋書店)/1,300円
それでは、また来月!!

 

《2007年8月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第15回 「本当に怖ろしいお米の話」  2007/6/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。


とても暖かな気候になってきましたね。ポカポカ陽気になってくると嬉しい反面、お米を扱う仕事をする者にとって、共通の悩み事は「虫」ですね…。

昼夜を問わず、冷房をガンガンかけたり、せっせと低温庫にお米を運んだり…。

今回は、そんなコメ虫にまつわるお話です。


思い起こせば、米パニックのあった平成5年の不作の翌年、当時まだ小売店店主だった私は、お客様から「余ったタイ米」を引き取ったことがありました。


ウチではタイ米を扱っておりませんでしたので、当然のことながらよそのお店で購入されたものなのですが、お客様曰く「買ったお店に返すわけにもいかないし、お米だから捨てるのもバチがあたりそうだし、引き取ってくれないかしら…?」ということで、わずか1kgほどでしたが、ビニール袋に入ったタイ米を引き取ってきました。


しかしながらどうにも食べる気にもなれず、かといって、やはり捨てるのも忍びないしと思いつつ、そのまま倉庫の片隅に放置しておきました。


そして半年ほどたった頃、ふと目に止まったそのタイ米を見てビックリ!

まったく変わらないままの姿で残っていたんです。


まったく変わらないままで何で驚くんだって?

 

お米屋さんならすぐピンと来るかと思いますが、通常半年も常温でお米を放置しておくと、普通のお米なら虫が湧くんですね…。


ちなみにコメ虫は18℃を超えると活動をし始め、22℃を超えると卵が孵化すると言われています。

当時のウチの倉庫は、お世辞にも良い環境といえるものではありませんでしたので、普通のお米を同様に放置すればあっという間に虫が湧いてしまいました。


そしてその後、放置されたタイ米観察を続け、結果的に一年経っても、そのお米には虫が湧かなかったんです。

理由はまず間違いなく、ポストハーベスト農薬でしょう…。


輸出のために船積みをする時、裸の白米(玄米ではなく精米したもの)を麻袋に詰めて、その上から防虫や防カビの消毒液をかけるのだと聞いたことがあります。

これがポストハーベストと言われるものです。


こうした事実を知ったのは、1994年(平成7年)に出版された「輸入米は危ない」(江波戸哲夫・小若順一著/エイト社)という一冊の本でした。

この本を読んで、虫が湧かなかった「あのタイ米」の理由がわかったんですね…。

やっぱり、食べなくて良かった!!


この本によれば、平成5年当時輸入したお米の大半は、虫が湧かないどころか、コメ虫を入れると、なんとその虫が死んでしまうほど、ポストハーベスト農薬が残留していたというんですね。

 

この事実は1993年11月に、NHK、テレビ朝日、日本テレビ等のニュース番組でも報道されたそうです。
残念ながら現在その本は絶版となってしまいましたが、内容はとてもショッキングなものでした…。

 

詳しくはまた別の機会にお話しようと思いますが、FTAやWTO交渉では、日本への米輸入自由化が常に焦点となっていますので、本当に怖ろしいのはこれからなのかもしれませんね…。


政治的な歯止めはいつ崩れるかわかりません。

そんな中、できれば一人でも多くの人が、こうした食の安全について関心を持つことが大切なのではないか…と思う今日この頃です。


今回はちょっと怖い話でしたが…、それでは、また来月!

 

《2007年6月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第14回 「一点集中主義」  2007/5/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

今回は、一点集中主義というお話…。


これは弱者必勝の戦略のひとつ、そうなんです、ランチェスター戦略です。

私がマーケティングというものに、興味を持ち始めるきっかけとなった戦略です。


弊社は12月決算なのですが、実は昨年の業績が目標に達せず、今年度の経営計画を考える中で、もう一度初心にかえって、一点集中主義を徹底しようということに致しました。


過去にも何度か同じような見直しをしたことがあるのですが、ちょっと業績が良くなると、ついついいろいろなことに手を染めたくなる(笑)というのが、私の悪いクセでもあるようです…。


 今回は、昨年こちら(武蔵野市)に移転してきて、広すぎる事務所を借りてしまったことが災いして、また私の悪いクセが出てしまいました…。


せっかく広い場所があるんだから「周り近所への小売もしてみようか」とか、「最近、加盟店さんで通販をやっている人も増えてきたから、ノウハウ作りのために一度通販も手がけてみようか…」といった軽いノリで、ついつい精米機や、低温庫を入れてしまったのですね。


実は、通販の場合、注文の多い少ないに関わらず、梱包や、メールのやりとりだけでも、かなり手間がかかるんです…。

結果的に月額50〜60万円ほどの売上は立つようになりましたが、小売を専門でやってない限りは、売上以上に余計な手間となってしまいます…。


通販ビギナーの方にアドバイスできる程度の知識はつきましたが、役割分担ということであとの運営は直営店へ移譲し、ノウハウを集約して行ければと考えております…。


買ってまだ1年も経っていない精米機と冷蔵庫も、直営店の方に移設して、事務所ももう少し小さいところに移動することに決定致しました!


「会社経営は、変化対応業だ」とよく言われますが、私の場合は「早いうちに悪い芽を摘む」ということと、「事業を一点集中化する」ということで変化に対応するということを心掛けています。


「事業を一点集中化する」上での考え方としては、「この会社が生き残っていられるのは、何の役割があるからなのか」ということをまず考えてから、「何に特化すべきか」と考えることにしています。


近年、個性のない会社は生き残りにくい時代になっています。経営施策の正解はひとつだけではないと思いますが「一点集中する」ということは、何かを徹底するということですから、他にはない「光るモノ」ができやすく、経営改善には良い方法だと思います。


最近業績がイマイチなんだよな〜という方には、ぜひオススメです!


圧倒的に業界一番を誇る会社以外は、世界のホンダや、カルロスゴーンの日産のように大きな会社であっても、弱者の戦略に特化したものが勝つと言われています。


ランチェスター戦略をよくご存じない方は、書店にたくさんランチェスター戦略の本がありますので、ぜひ一度読んでみて下さいね!


私のオススメは、ランチェスター経営・竹田陽一さんの著書です。
ランチェスター弱者必勝の戦略より、指令「弱者は兵力を一点に集中せよ!」 

それでは、また来月!!

 

《2007年5月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第13回 「正道を行く」  2007/4/1記事

こんにちは!ピュアネットジャパンの関根です。

今回は「正道を行く」というテーマですが、言葉の響きとしては何か仰々しくもあり、何かカッコ良くもありますね…。

私自身、何が正しくて、何が間違っているかを説くことはできませし、そんな悟りは開いておりませんが…(笑)


今回の「正道を行く」というのは、私個人的な解釈での表現ですが「自分の良心に従って、ものごとを選択をしてゆく」ということなんですね。


もっとやさしい言葉でいえば「正直に生きる」といった感じでしょうか。

どこかで「正道を行く」という言葉を目にして、それから気に入って自分自身の解釈での座右の銘にしています。


私も、過去を振り返れば「保身のためについ嘘を言ってしまった」なんてことがいくつかありました…。
でもそれは後になってとても心の中の傷となって残ってしまうんですよね。


自分の中では「あの状況ではやむを得ない」と、自分を正当化してしまったりしがちですが、考えてみれば違う選択もできたはずだったりして…。

そんな後悔があるから、やはり後々まで心の傷になってしまいます。


昨今、偽装表示や、粉飾決算、裏金問題など、いろいろな事件が発覚していますね。組織内からの内部告発もあるようですが、そんな事件を見るたびに、きっとこの人たちもどこかで選択の岐路があったんだろうな…なんて感じたりしています。


最近、不二家の賞味期限等の問題がマスコミで大きく取り沙汰されていましたが、ここ数年の業績不振で、ちょっと弱気になっていたところでの判断ミスなのかな…なんて自分なりの解釈をしてみたりしておりましたが、もっと根深いものなのかどうなのかは本人のみぞ知るといったところです…。


でも人は、何か気弱になった時とか、状況が悪い時、困った時に、つい判断を誤ってしまうんですよね。


きっとマスコミに取り沙汰される一連の事件の当事者も「なぜあの時にあんな判断をしてしまったんだろう」と、大きな波紋となって自分に返って来てから、後悔している人もいるのではないかと思うんです。


 そんな事件を見るたびに、事態が悪くなった時にこそ、自分の中の良心をしっかりと持っていないといけないんだな…と感じたりしています。


 先日、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんの特番(実はけっこう好きで見たりしています…)で、「最近、揺るぎない権威といわれるものがどんどん失墜している…これからは、自分の心の目を養わなければいけない時代になるでしょう」なんてことを言っていました。


 業界の当たり前や、みんながやっているから…を仕方がないとか、当たり前で片付けないで、「何か変じゃない?」といった違和感を大切にするということも大事なんですよね。


 状況が良いときであれば、あまり判断を誤ることも無いのでしょうが、事態が悪くなると、ちょっとした出来心が起きてしまうは、たぶん誰にでもあることなんだと思います。


 ただその時に、良心の呵責があるような嘘をついてしまったり、欲に駆られて自分本位な判断をすると、嘘をつき続けなければならない事態になったり、それが原因で行動の制約ができたり、結果的には絶対に良い結果にはならないということを肝に銘じて…、今後、どんな窮地に立たされた時にでも「正道を行く」を、まっとうできる強さを持ち続けたいと…思っています。

それではそれでは、また来月!

 

《2007年4月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第12回 「感謝のバランス」  2007/3/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

最近、「関根珈琲舎読んでるよ」と声を掛けていただいたりして、ちょっと嬉しい私です…。

読んでくれている人がいるとわかれば、頑張って書かなきゃと思うのですが、計画性の無さなのか、いつも間際になってドタバタ騒ぎです…。(汗)

 

今回は、感謝のバランスと題しましたが、この頃、世の中の仕組みは全て「感謝のバランス」で成り立っているのかなと感じたりしています。「感謝」とは当たり前ですが、相手に対してありがたいと思う心ですよね。


たとえば自分が相手にしてあげていることより、相手にしてもらっていることの方が大きい場合は、申し訳ないな…ありがとう…と感謝の気持ちが出ます。


逆に、自分が相手にしてあげていることより、もらっているものが小さい場合は、不満になります。

でもよく考えてみると、相手に与えているものと、自分がもらっているものの大きさをはかるのは自分の心なんですよね…。


相手がしてくれることと、自分がしてあげることは、ほとんどの場合、質の違うことで、例えば夫婦の場合、奥さんが家事、旦那が仕事。全く質の違うことなので、絶対に労力的なバランスは取れません。

共稼ぎでも一緒です。なのにお互いにどこかで相手の仕事と、自分の仕事を天秤にかけているんですよね…。


それでも、たまたま偶然「相手が6の仕事をしてくれているのに、自分は4しかできていない」ということを「お互いに」思っていたとしたら、良い関係を保つことができます。お互いに相手が6同士で12。本物の天秤ではありえませんが、V字型天秤ですね。


逆にお互いに「自分がこれだけしているのに…」って思っていたら、への字型天秤。


米作りにもV字型稲作とへの字型稲作というのがありますが、この話はまたいずれどこかでするとして…。


相田みつをさんの言葉にも「のに」がつくと「ぐち」が出るなんて言葉がありますが、お互いに愚痴が出始めると上手くいかないですよね。


さてさて、これは夫婦のことだけでなく、友達でも、同僚でも、親子でも一緒ですし、最近感じているのは、仕事や商売でも一緒なのかなということなんです…。


商売や仕事の場合は、その対価が商品代金や、給料などのお金となるわけですが、たとえば会社の場合。


「こんな安月給で…。」という社員と、「ろくな仕事もしないで…。」という社長、これは、夫婦のへの字天秤と一緒ですよね。


お店の場合を考えてみると、商品に値段を付けるのはお店の方。

だからお店側としては、その商品をその値段とイコールだとして提案しているわけですが、どこかに「こんなに安くしてやっているのに…。」という気持ちがあると、接客もおざなりになりますし、買ったほうも「何か感じ悪い店よね。」ということになります。

これもへの字天秤ですよね。


ところが人間ですから、どの場合も例外なく、相手が感謝してくれないから…、○○してくれないから…、これだけしてるのにこれ以上したって何も変わらないでしょう…みたいなことになりがちです。

 

自分より先に相手に求めているわけですね。そうすると、負の連鎖が始まります。


 同じことをしても、感謝してくれる人と、してくれない人がいますが、もっと厳密に言うと1のことを10に感じてくれる人と、10のことを1に感じる人の違いなんでしょうね。でもその1と10を決めるのも、実は自分の心。うーん難しい…。


 でも、自分が1しかしていないと思っているのに、10倍くらいの感謝をされると、逆に何かしてあげたくなっちゃいます。

こうなると良い連鎖が始まります。


神様ではないですから、見返りを求めず、無償の愛というのはなかなかできるものではありませんが、せめてお互いに感謝し合い、共生し合えるといった「良い連鎖」を生むためにも、小さなことに大きな感謝の気持ちを持てる人間になりたいですし、そういう商売をしたいなんて思ったりする今日この頃です。


まだまだ感謝の気持ちが足りないと自分に言い聞かせつつ…それでは、また来月!

 

《2007年3月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第11回 「やりたいこと年間カレンダー」  2007/2/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

年が明けてから、早いものでもう2月、時間が流れるのが年々早くなるような…。

私の半生の中では、小学校の6年間が、一番時間の流れが遅かったような気がします。皆さんはいかがですか?


さてそんなあっという間の時間が流れる中で、毎日目の前の急ぎの仕事に追われて、本当にやりたいことがなかなかできないんですよね。「あ〜、今日もやりたかった仕事ができなかった…」と何となく不完全燃焼で終わると、夜も寝つきが悪かったりするんですね。


逆に、予定通りに仕事が捗ると、晩酌も美味しいし、とても安らかに眠れます。
仕事って、こなしてもこなしても、次から次から新しい仕事が出来てくるんですよね…。

それでも、本当は大事な仕事と、そうでもない仕事があるはずなのですが、私は、その仕事の仕分けと配分が下手なんでしょうね。


 一つのことが始まるとそれが完結するまで、他のことが手につかなくなってしまう性分ですから、スケジュールを立てても、結果、押せ押せになってしまうことが往々にしてあります。

プラモデルを作り始まると周りの音が聞こえなくなってしまう…という少年時代の性格が、今もなおっていないんですね。


 そんな私の最大のテーマは、計画性。一昨年もThink−Plan−Do−Seeを年頭の課題としましたが、何か不完全燃焼でした。


 昨年8月、このコラムでワタミの渡邉社長の「夢に日付けを」の話しをしましたが、渡邉社長は著書の中で、「急を要する大事な仕事」と「急を要しない大事な仕事」では、後者の方が大切と語っておりました。

確かに急を要しない大切な仕事って、夢や目標を実現させるための仕事が多いですよね。


 つい最近、あるTV番組で、手帳の著者としても知られている女性経営者が、手帳は「決まった予定を書き込むものではなく、自分がやりたい予定を先に確保するために使うもの」だと言っていました。


 やりたいことは、個人的にやりたい仕事でも、家族と食事に行くことでも、先に手帳に書き込んじゃって手帳に書き込んだら絶対他の予定は入れない、という風に自分の時間を確保するために使っているのだと。


 なるほど、ちょっと言い方の切り口が違いますが、ワタミの社長と言っていることは同じなんだと何かとても納得させられる話でした。


よし、先にやりたいことを書き込んでいっちゃえば、仕事に追われてやりたいことができないと悩むことも少なくなるかもしれないと思い、奮起して今年の1月7日〜8日と2日間をかけて、やりたいこと年間計画&カレンダーというものを作ってみました。


年に1〜2回は、夫婦で先10年間に実現させたいことを考える人生企画合宿というものをやるのですが、それが中長期計画とすると、今回の年間カレンダーは、短期計画でしょうか。


最初に、仕事とプライベートとすべてにおいて、やりたいことを付箋に書いて模造紙に張って行き、それを今年のカレンダーに張り直して行くという作業をしました。

そして出来上がったカレンダーを居間の一番目立つところに1年分全部貼り付け、その予定をすべて手帳に書き写すという作業を2日間かけて行いました。

 

ですから今年は私の手帳も妻の手帳も、12月まですでに予定がぎっしり!

手帳が埋まるととても嬉しいものですね!365日のうち、予定の書いていない空白の日は54日しかないんです…。あとはこれを実行するのみ!

 

果たしてやれるかどうか、1年後のお楽しみ…です!それではまた来月。

 

《2007年2月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第10回 「人に伝えることの大切さ」  2007/1/1記事

新年、明けましておめでとうございます!ピュアネットジャパン株式会社の関根弘幸です。

今回は、「人に知ってもらうことの大切さ」と題しましたが、何の業界でも営業って大切なんだな…と感じた、私の学生時代のお話しをしたいと思います。


なぜタイトルを「営業の大切さ」としなかったかといえば、それが営業だったんだということを認識したのはずいぶん後のことで、また「営業」というのは、人に知ってもらうことの延長線上なんだということを感じたからなんです。

 

「人に知ってもらうこと」と考えると、「営業」という作業のハードルもすごく低くなったような気がしますよね!


そして、それは商売上のことだけではなく、人生すべてにおいて大切なことなんだと私自身が感じたとても大きな学びが、学生時代にありました。


自分が考えていること、今やっていること、これからやりたいと思っていることを、たとえ半端でも、未完成でも、バカにされても、人に伝えるということがどれだけ大切かということを知りました。


私が音楽好きだということはご存知の方も多いかと思いますが、学生時代、ヤマハの主催する「EAC」というシンガーソングライターや、作詞、作曲家を目指すアマチュアサークルに所属していたことがありました。


そこには、後に安室奈美恵など小室ファミリーの歌手の作詞を手がけレコード大賞受賞曲の作詞家となった前田たかひろさんや、ちょっと前に大ヒットしたアイドルグループのスピードなどをプロデュースした伊秩弘将さんなどもいました。


今や音楽業界で大成功をおさめたお2人ですが、当時から群を抜いてずば抜けた才能を持っていたかというと、決してそんなことはなかったんですね…。(前田さん、伊秩さんごめんなさい…)


もちろんお2人とも、とても上手ではありましたが、「群を抜いていたか」というと、実はこのお2人よりも、上手な方はたくさんいましたし、多かれ少なかれアマチュアですから、それでも「どんぐりの背比べ」だったと記憶しています…。


ただ今にして考えてみると、このお2人には、他の人と大きく違っていたところがありました…。


それは、人に知ってもらうための努力なんです…。

 

もっと歌の練習をつんで上手くなれば…、ギターの腕をもっと磨けば…、もっといい曲を作れば…その延長線上に「きっと誰かが認めてくれるはずだ」という思いで、自分が納得いくまで誰にも見せず、聞かせず、ひたすら練習を続けるアマチュアミュージシャンが多い中、この2人の行動は違っていました。


伊秩さんは、自分の曲を入れたテープを、音楽事務所、レコード会社等に送り続け、その数500本以上、本人は後で考えたらとても聞かせられないようなひどいものもずい分送ったと言っていましたが、そうして着実に音楽業界にコネクションを作って行きました。


そして前田さん…、今では個人情報の関係でちょっと考えられませんが、当時電話ボックスに備え付けられていた電話帳で、当時から有名作詞家として知られていた来生えつこさんに直接電話をして、「私は作詞家を目指しているのですが、私の詞を見てもらえませんか?」とお願いしたそうです。


なぜか突然の電話でも快くOKしていただいたそうで、その後、来生えつこさんの弟であり当時ヒット曲メーカーとして有名だった来生たかおさんの付き人となり、現在に至っています。


前田さんは、当時から自分の作りためた詞を分厚いクリアーファイルに入れて、いつでも大事に抱えていました。

きっといつでもチャンスがあれば見てもらおうという意識があったのかもしれませんね。


そうしてその後お2人は、音楽業界のいろいろな方にアドバイスを受けて、着々と実力をつけていったのでしょう。


人に言ったら笑われる…、もう少し○○してから…、自分の腕はまだまだ…、まだ未完成だから…、自分で納得がいってないから…、なんて言っているといつまで経っても夢には近づくことはなく、たとえ発展途上でも、人に伝えることで、人はその成長ぶりを見ていてくれるし、アドバイスや協力もしてくれる、そして夢へのスピードが加速するのだということですよね!


それは、業界を問わず、仕事においても、人生においても同じなんだと思います。


「自分の夢や、やりたいことは物怖じせず、恥ずかしがらず、人にどんどん伝えていく!」これは、前田さん、伊秩さんのお2人から学んだ私自身のとても大切な教訓です…。


でも「もう少し○○してから…」とか、つい言っちゃうんですよね〜、ハイ、気をつけるようにします…。それでは、本年も何卒よろしくお願い申し上げます!

 

《2007年1月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第9回 「人の色」  2006/12/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパン株式会社の関根です。

今月も珈琲一杯分の時間だけ、ぜひお付き合いくださいね。

 

さて今回は、人の色ということでお話をしたいと思うのですが、人の色と言っても、白人とか黒人とか、黄色人種という話ではありませんので悪しからず…。


私は、仕事やプライベートでいろいろな人とお付き合いをする中で、第一印象や、自分の感じるままの感覚を信じることにしています。


私はもともとあまり人付き合いが得意な方ではなく、そんな苦手意識があったからかもしれませんが、20歳代から30歳代にかけては、努めてどんな人とでも付き合えるようにしなければならないという使命感みたいな感覚がありました…。

 

そうしないと仕事も上手くいかないのではないかという意識があったのかもしれません。


ですからどこに行ってもまんべんなくいろいろな人とお話しをするようにしていましたし、なるべく話も合わせるように努めていました。


でも中には、どうも感覚が合わない人がいるんですね。

 

それは話の内容とか趣味とかが合わないということではなく、何となく気が置けないというか、安心できないというか、そんな感覚でしょうか…。

そういう人は何度会っても、打ち解けているような会話をしていても、駆け引きじみた緊張感があったり、何か違和感を感じていたり、とても疲れたりするんです…。


それでも20歳代、30歳代は、自分の付き合い下手、会話下手がそう感じさせるんだという意識がありましたので、そんな感覚を覚えた人とも分け隔てなく深く付き合い、そして幾度となく、仕事上のお付き合いもしました。


ところがそんな感覚を感じていた人とは、どこかで必ずといっていいほどトラブルが起こるんですね…。

 

自分の気持ちに無理を強いてお付き合いをしたのに、仕事上は、かえって大きなマイナスとなる事態も幾度となくありました。

そしてある大きな事件をきっかけに、自分の中であきらめがついたというか、割り切れたというか、答えを出したんですね。


それは「気の合う人とだけでも、十分仕事はできる。」ということなんです。

 

良く考えてみれば、世の中のすべての人と合わせられるはずがないわけですし、幾度かの失敗でかえってその方が近道であるということに気づきました。


そのように考えるようになってから、とても自分自身も気持ちが楽になりましたし、違和感を感じる人とは「この人は自分と仕事をする役割の人じゃない」と割り切れて、無理に合わせて疲れることもなく、かえってコミュニケーションも円滑になっているような気がします。


人の常識とか、ものさしって、信じられないほど違うものなんですよね…。


トラブルや喧嘩になる時って、必ずといっていいほど「何であんな事するんだか、信じられない!」って話になりますが、それはどちらが正しいとか、間違っているとかではなく、人種が違うんだと思うんです。

 

人種が違えば文化も違い、また常識も違うわけですから、理解できないのが当たり前ですよね。


 同じ言語をしゃべるから、割り切りにくいですが「同じ日本人と仕事をした方が、言語がいっしょだから仕事が早い」という感覚で、気の合う人と一緒に仕事をすることを考えたらいいと思うんです。


それを私自身は「人の色」の違いと言っています。なかなか洒落ているでしょ!?

 

気の合う人というのは、一緒にいて何となく安心できる人、そんな人は意外に常識やものさしも似ている気がします。


そうして「人の色」の違いを認識することで、苦手な人も「自分と住む世界が違う」と割り切れるようになり、かえってコミュニケーションは円滑になりますし、人にも腹が立たなくなるんですね。


私自身は、そう考え始めてから、仕事もプライベートもとても良い循環ができているような気がします。結局は自分の心の持ち方なんでしょうね。それでは、また来月!

 

《2006年12月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第8回 「ユダヤ人の付加価値」  2006/11/1記事

こんにちは。ピュアネットジャパン株式会社の関根弘幸です。

私の自宅にはトイレ文庫があります…。お気に入りの本はなぜかそこに収納されることになっています。

途中で本棚に戻されるもの、本棚からトイレ文庫入りするものある中で、ずっとトイレ文庫にあるとってもお気に入りの本があります。

 

それは…「ユダヤ最強の成功ノート」…。

恥ずかしながら、何かこんな感じの自己啓発本か、ビジネス書みたいなのが多いんですね…。

少しは小説でも読めばいいのに、何か心に余裕が無いんですかね…。(笑)

 

ところでこの本、国を持たない流浪の民族であるユダヤ人の生きる知恵から成功法則を学ぼうという本なのですが、何と20世紀のノーベル賞受賞者の20%、世界の億万長者の15%はユダヤ人なのだそうです。

 

あのアインシュタインも、経営学の神様ドラッガーも私の大好きなサイモンとガーファンクルもユダヤ人なんですね…。

ユダヤ人の人口は世界人口の0.2%ですから、ノーベル賞の20%も億万長者の15%もちょっと驚きの数字ですよね!

 

さてさて、今回は、私もなるほど〜と唸ってしまった、そのユダヤ人の「付加価値」についてのお話しです。

私たちは良く何かにこだわった商品そのもの自体を「付加価値のある商品」と言いますが、付加価値商品だからって店頭に置いておけば売れるものではないですよね。

 

それで説明が必要になるわけで「要説明商品」なんて言うこともあります。

ところが、その説明が上手くできないとまた売れないわけで、そこで、エモーショナル(感情に訴える)マーケティングが必要だとか、体験を売れとか、コンサルタント諸氏は力説するわけです。

 

要するに「モノ=付加価値」で、「ことば=マーケティング」となっているわけですが、これがユダヤ流に言うとちょっと見方が違います。

 

ユダヤ人は、モノ=付加価値とは考えないようなんですね。

 

「モノ自体には価値がなく、モノとモノゴトとコトバとが三位一体となって初めて価値が生じる」とユダヤ人は考えるそうです。

 

ちなみにヘブライ語で「ダバール(ことば)」の意味は、コトバ・モノ・モノゴトの3つの意味を包摂しているそうなんです。面白いですね!

 

さて、コトバがモノに価値を与える本質だと見抜いていた彼らは情報に自然に敏感になったと言われていますが、その証拠にニューヨークタイムズの社主も、イギリスの世界的通信社ロイターの創立者もユダヤ人なんですね。

 

きっと情報だけでも売るのに十分な付加価値があると考えたんでしょうね…。

日本では、エモーショナルマーケティングの本が大ベストセラーになったりしますが、ユダヤ人はもしかしたらそんなマーケティング理論を勉強せずとも、その「モノ」を売るための「コトバ」というものに対して卓越した感覚があるのかもしれませんね!

 

ちなみにユダヤ人でトップに上がる人物は、サラリーマン出身よりも、自分で事業を始めた独立自営タイプに多いそうです。

日本人に生まれたのはとても幸せなことですが、そうした日本でも競争が激化する中、商売で勝ち残っていこうと思えば、恵まれない境遇でもしっかり勝ち残ってきたユダヤ人の知恵にはもしかしたら学ぶべきことも多いのかもしれませんね。それでは、また来月!

 

《2006年11月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第7回 「自信」  2006/10/1記事

こんにちは!ピュアネットジャパンの関根弘幸です。

 

さてさて今日は「自信」について語ってみたいのですが、皆さんは何に「自信」をお持ちですか?

また何に「自信」がないですか?

 

実は、私自身は幼少の頃からとても自分に「自信」がありませんでした。

まず自分の考えを人に話すことができませんでした。

何となく人は認めてくれないという恐怖感があったんでしょうね。

 

ですから会議なんかで1人づつ意見を言うという場で、自分に番が回ってくると最悪でした。

声を発して10秒と経たないうちに声が震えはじめ、コーヒーカップを持つ手が、カタカタと震えてコーヒーをこぼす始末…。

 

ですから人前で話すなんて最悪の最悪…。

20歳代後半のことでしたが、あるセミナーの中で主催者から「40分、時間を用意してますので、お店の事例を話して下さい」と言われて5分で頭が真っ白になって終わってしまったことがありました。

 

事前に話すことをいっぱい考えて行ったのに…。

もちろんアガリ症もあるんですけどね。

 

それでもそんな場をたくさん与えていただくご縁があって最近はずいぶん慣れました…。

私は、現在42歳ですが、これまでの人生は自分に「自信」を持つために費やしてきた感じがします。

 

昔の当社をご存知の方は、やけに年配の多い会社だな…と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は、当時30代前半の自分が代表では、会社が信用されないんじゃないかという恐怖感から、年配の人を採用していたんです。

 

名刺も代表取締役と、企画室長という2枚の名刺を持って、最初に出すのは企画室長の方でした。(申し訳ありません、今だから明かすシリーズです…笑)


話は変わりますが、私は学生のころから「バック・トゥ・ザ・フューチャー」という映画が大好きで、今でも3部作のDVDを時々見ます。(何十回見ただろうという感じです…。)

 

この映画に出てくる主人公の父であるジョージマクフライは、さえないサラリーマンで、根拠のない自信家の上司ビフにいつもいじめられています。

ところが、過去にタイムトラベルをした主人公のマーティが仕掛けたある事件をきっかけに自信を取り戻した父ジョージは、マーティが現代に戻った時、何とSF作家になって、ビフを使用人に雇っていたという場面があります。

 

これを見ながら、きっと「自信」はこれほどに人生を変えるものなんだと、映画を見ながらいつも考えます。

「自信」のある人には、何か説得されてしまいますよね。

「自信」ってとても大事なんだと思います。

 

皆様のご商売でも、この商品は絶対に「自信」があるというものは、自然に言葉がスラスラと出ますよね。

私がこの仕事を始めたきっかけも実はそれで、接客下手な私が、産地に出向くようになってから、いつの間にかお客様に熱弁がふるえるようになったんです。

 

もちろんそれまでにない成果が出たことはいうまでもありません。

「商品」を良く知ることは「自信」につながり、「自信」は成果につながる!

うまくまとめたところで…、それではまた来月!

 

《2006年10月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第6回 「健康5か条」  2006/9/1記事

こんにちは。ピュアネットジャパン鰍フ関根です。

最近、健康診断をしました。

「右下肺野に異常陰影の疑いがあります」…ドキッ。

 

そして再検査の結果…、異常なし。(ホッ、よかった…。)そんなわけで毎年、自分の誕生月の5月前後に健康診断をやるようにしているのですが、今年はちょっと遅れて7月末にやりました。

 

最近は胃の透視(バリウム)検査だけはやらずに、直接胃カメラを飲むようにしています。

理由は、ここ数年、必ず胃角変形との診断で再検査になってしまうということがひとつ、そしてもうひとつの理由は、X線被爆がちょっと気になるということです。

 

もちろんお医者さんは微量のX線だから大丈夫だというのですが、数年前に、レントゲンに関する被爆について書かれた本を読んだことがありました。

もう何というタイトルの本だったかも忘れてしまいましたが、そこに書かれていた内容がちょっと衝撃的でレントゲン1回の被爆でどれくらい寿命が縮むかという内容…。

 

ちなみにその本には、胸部レントゲン(一発撮りのやつ)で1日胃部レントゲン(X線を当てっぱなしで撮影するやつ)で1年半、寿命が縮むくらいの被爆量だと記載されていたように記憶しています。

本当にそんな影響があるのか、真相はわかりませんが、私はそれ以来、何となくレントゲン嫌いです…。

実は、胃カメラも苦しくてとても嫌いなのですが、最近鼻から入れる最新型の胃カメラでやってくれるお医者さんを探しました。

 

これで昨年から2回ほどやりましたが、従来のものよりずっと楽な気がします。

さてさてもうひとつ、特筆すべきことがありました。なんと中性脂肪が昨年から比べると半分以下になりました。

 

もともと太ってはおりませんが、さすがに中年ですね…。最近、おなか周りがタポタポと、大きくなっていることを気にしていました。

30代のときにずっと維持していた体重より8kgほど増えて、ほとんどがおなか周りに付いたという感じ。もちろんはけないズボンもたくさん出てきます。

 

鏡を見るとちょっと幼児体形な感じの情けないおなかをさすってみたりしておりました…。

ところが、最近ちょっと痩せてきたかな…と思っていたら、昨年116mg/dlあった中性脂肪が、今年はなんと44mg/dlに減っていました。

 

さて何をやったかが問題なんですよね。

 

実は、昨年の健康診断で、今のままの食習慣や生活を続ければ、生活習慣病にまっしぐらだよと脅かされたことがきっかけで変えたことが4つありました。

 

1つ目は、毎朝必ず玄米もちを食べるようになったこと。それまではずっと朝ごはんを食べない生活でした。

 

2つ目は、晩ご飯の時間をちょっと早くしたこと。もともと晩ご飯の時間がとても遅く、夜10時半とか11時にごはんを食べてそのまま寝るといった感じでした。

最近は、9時前後に食べています。(それでもまだ早くはないですね…。)

 

3つ目は年間100日の休肝日を作ったこと。

これは、昨年夫婦で行った人生企画合宿で立てた目標です。

年間100日というと、週2回、月に8日〜9日くらいのペースですが、ここ数年ずっと休まず飲んでいた『のんべえ』ですので、この8月に年間100日の目標を達成して、とても達成感があります!(ちなみに今年は115日が目標です。)

 

そして4つ目は外食が減ったこと…。どれも妻の協力なしでは出来ないことでもありますね。(この場を借りて…ありがとう!)

 

さて今年は5つ目の目標、運動不足解消がテーマです。

何をやるかは目下検討中です。「朝ごはん」「晩ごはん」「飲酒」「外食」「運動」できる範囲で楽しく…が私の健康5か条です。機会がありましたら、みなさんの健康法もぜひお聞かせくださいね。それでは、また来月!

 

《2006年9月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第5回「夢に日付けを」  2006/8/1記事

「夢に日付を!」これは、居食屋ワタミの社長、渡邉美樹さんの著書のタイトルです。

この著書の内容は、夢実現のための手帳の使い方、手帳に夢の日付けを入れることで、どのようにして渡邉さんがこれまでの成功に行き着いたかというノウハウ本です。

実は、私は大の手帳マニアで、何度も手帳を買い替えています。

 

主にスケジュール管理とToDoリスト、覚書などに利用していますが、ひどい時は年に3回替えたこともあります。

何か自分の中に、手帳をうまく使いこなして、自分の時間をうまくコントロールしたいという欲求が強いんでしょうね…。

欲求が強いということは、あまり上手じゃないということの裏返しでもあります。

 

(笑)今の仕事を始めた頃、突然人と会うことが多くなり、ダブルブッキングや、約束忘れなどで大失敗した経験があり、それから私の手帳マニア人生が始まりました。

ですから我が家には手帳に関するノウハウ本も何冊かあります…。

 

一冊の手帳で夢は必ずかなう(熊谷正寿著)、人生は手帳で変わる(フランクリンコヴィジャパン編著)手帳200%活用ブック(日本能率協会マネジメントセンター)などなど。

ところがこの渡邉美樹さんの本だけは、本屋に山積みになっていてもなぜか手にしていなかったんですね。

 

それは、先に読んでいた熊谷正寿さんの「一冊の手帳で夢は必ずかなう」が出版された頃、山ほど手帳に関するノウハウ本が出て、熊谷さんの本を読んだばかりだったので、「何だ、2番煎じか…」というレッテルを自分の中で勝手に貼っていたんです…。

 

そんな中、先日たまたま、渡邉美樹さんとワタミの特集番組を見る機会がありました。

現在ワタミは居酒屋チェーンの他に、有機農場経営、介護施設経営をし、日本で一番環境にやさしいグループになること、地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになることという理念を掲げ、今でも日付け入りで自分の手帳に夢を書き込んでいるそうです。

 

その番組の中で、夢を実現するコツというものを渡邉社長は語っていました。

 

まず夢の日付けをできるだけ変えないこと。

もし変えないと難しいと思ったら、あきらめずにどうしたら日付けを変えずにできるかを考え、予定に修正を加えること。

その夢がカラーで頭に描けるように夢手帳を毎日チェック、イメージが白黒になったらカラーになるように、もう一度手帳に夢達成までの手順を修正し書き加える。

元旦に計画を立てる人は多いが立てっぱなしの人が多い…毎日が元旦のつもりで毎日チェックし、毎日書き換えるつもりで。

といったことをお話しされていました。

 

『夢ににんべんを加えると「儚」(はかない)という字になるでしょう?

夢はすぐに儚いものになってしまうから、儚くならないように毎日チェックするんです。』という素晴らしいコメントを渡邉社長は付け加えていました。

 

実は、熊谷正寿さんの著書を読んでから、私も10年先までの夢カレンダーを作ってみました。

作ってみた実感ですが、確かに夢カレンダーを作らなければ叶わなかっただろうということがいくつかありますし、人生観もずいぶん変わりました。

 

でももっと大きな夢の実現には、作ること以上に日々の運用が大事なんですね…。

手帳マニアの私ですから、早速、渡邉美樹さんの著書「夢に日付けを!」購入したのはご想像の通りです。

私も毎日チェック、心掛けます!「一冊の手帳で夢は必ずかなう/熊谷正寿著」「夢に日付けを!/渡邉美樹著」最近オススメの2冊です!

 

《2006年8月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第4回「儲ける」  2006/7/1記事

こんにちは。ピュアネットジャパンの関根です。

5月号のこのコラムで書いた「明元素」哲学のヒューマンウェア研究所「ありがとう戦略塾」へ先月21日に参加してきました。

 

人生の成功も、幸せも、自分の心のあり方ひとつなんだな…ということをしみじみと実感して参りました。

6月号で書いた中村選手サッカーノートの「信念」の詩にも「すべては“人の心”が決めるのだ!」という一節がありましたね。(ワールドカップはちょっと残念な結果でしたが…。)

 

そうそう、私が知っている経営者でも「念ずれば花開く」という言葉を座右の銘にしている方が二人いらっしゃいますが、どちらも素晴らしい業績を上げているんですよね。

 

さてさて今回は『儲ける』ということについて考えてみたいと思います。

商売人にとっての成功は『儲け』なくしては語れませんよね…。

最近たくさん儲けた方々が逮捕され、会見では「儲けることは悪いことですか?」と叫んでおりましたが、儲け方の問題もありますよね。

 

それはさておき、確かに儲けることは罪悪と感じる日本人は多いようです。

江戸時代の質素倹約令が現代の日本人の考え方に影響しているのだという話しを聞いたこともありますが、実は私も比較的「儲けを罪悪と感じる」クチのようです…。

 

そして自分は商売が下手だなあと感じることが良くあります。本来、商売は「いっぱい儲けて」その儲けを出させてくれた「お客様にいっぱい還元して」喜んでもらって「また儲けさせてもらって」という消費の善循環を作ることだと思うんですよね…。

でも自分も含め、商売下手な人は「儲け=罪悪」の気持ちと「良心」から、ギリギリの価格設定をし、自ら「儲けを少なく」して、還元ができなくなり、悪循環に陥るんですね、きっと…。

 

そうは言っても、同じものをいくらでも安く売っている「モノ余りの時代」ですから、前者の「商売善循環」を作るには、自分でその「儲けの原資」となる付加価値を作らなくてはならないのが、今の時代なんですよね。

 「儲」の字を分解すると、「信」「者」になりますが、私は3つの意味として解釈したいと思っています。

 

1つ目は、成功を「信」じる「者」、そして2つ目は、自分の会社や商品に「信者」を作ること、さらに「信」の字を分解して、3つ目は「人」に「言」う「者」。

 

ユダヤ商人の教えでは、商品の付加価値は「ことば」だと言っています。お店や商品にたくさんのファンを作るには、どれだけ多くの人に、どれだけ多くのことを伝えられたかという結果なのではないかと「儲」という字が語っているように思えませんか?

漢字は「先人の知恵」ですね!それではまた来月。

 

《2006年7月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第3回「信念」  2006/6/1記事

こんにちは。ピュアネットジャパンの関根です。

先月、このコラムで「明元素」成功哲学のお話しをしましたところ、なんとその大元であるヒューマンウェア研究所の取締役・藤崎ひろみさんにお会いすることが出来ました。

何でも発信してみるものですね〜!ご紹介いただいた上重さんありがとうございました。

 

今月6月21日(木)の晩に、そのヒューマンウェア研究所主催の「ありがとう戦略塾」へ参加してきます。参加費は3,000円だそうですから、ご興味のある方はヒューマンウェア研究所のホームページ【http://www.arigato.co.jp/】でご確認下さいね。


さてさて、ただいま世間はサッカーワールドカップの話題でもちきりですね!

先日、中村俊輔選手のサッカーノートの話をテレビで紹介していました。ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、やっぱりただの28歳じゃない…。自分が28歳の頃と比べると、う〜ん…。

 

ちなみに中村選手の俊輔という名前、お母さんが作曲家の菊池俊輔さんのファンだったことから付けられた名前だそうな…。

菊池俊輔さんといえば、私が子供の頃、夢中になって見ていたあの仮面ライダーや、ドラえもん、遠山の金さんや、暴れん坊将軍などを作曲した人ではないですか…。(何とマニアックなお母さん…!?)

さてさて、中村選手が付けているというサッカーノートに書かれた言葉を以下にご紹介します。


『信念』
もし、あなたが負けると考えるなら、あなたは負ける。
もし、あなたがもうダメだと考えるなら、あなたはダメになる。
すべては“人の心”が決めるのだ!
もし、あなたが勝てると考えるのなら、あなたは勝つ!
強い人が勝つとは限らない
すばらしい人が勝つとも限らない
私は出来る!そう考えてる人が、結局は勝つのだ!
「中村俊輔サッカーノートより」

 

番組中で、ノートの最後に「ナポレオン」と写ったので、フランスのナポレオン皇帝の言葉かと思って、調べてみたところ、何とアメリカの著名なコンサルタントである、あのナポレオン・ヒル博士の言葉だったんですね。少々訳が違いますが『信念』の全文を以下に掲載します。

 

『信念』
 もしあなたが敗れると考えるならあなたは敗れる
 あなたがどうしてもと考えないなら何ひとつ成就しない
 あなたが勝ちたいと思っても、勝てないと考えるなら
 あなたに勝利はほほえまない

 もしあなたがいい加減にやるなら
 あなたは失敗する
 我々がこの世界から見出すものは
 成功は人間の意志によってはじまる
 すべては人間の精神状態によって決まるということだ

 もしあなたが脱落者になると考えるなら
 あなたはその通りになる
 あなたが高い地位に上ることを考えるなら
 勝利を得る前に、必ずできるという信念を持つべきだ

 人生の戦いは、常に強い人、早い人に分があるのではない
 いずれ早晩、勝利を獲得する人は
 俺はできるんだと信じている人だ

とてもいい言葉ですよね!私もこの言葉を胸に刻みつつ…。
さあ、みんなで中村選手を応援しよう!日本を応援しよう!

 

《2006年6月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第2回「明元素」  2006/5/1記事

明元素・暗病反.jpg
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皆さんこんにちは。ピュアネットジャパン株式会社・代表の関根弘幸です。

 

 さてさて、このコラムのタイトルがなぜ関根珈琲舎か?って素朴な疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう…。

実は私、関根は大の珈琲好きです。

 

 以前の事務所では、ダイオーズのオフィスコーヒーを利用していましたが、現在の事務所では、それでは飽き足らず、珈琲店で生豆をその場で焙煎してもらい購入しています。珈琲もお米と同じで焙煎してから日が経つと味も悪くなるんですね…。

 

 味は酸味のない苦めの珈琲が好きで、品種ではマンデリンが一番好きです。

 

 飲み方は、濃い目に落とした珈琲に、ミルクを柔らかめのきつね色くらいに入れたのがベストで、ブラックでは飲みません…。

 実は、本気で喫茶店の開業を考えたこともあり、その幻の「関根珈琲舎」を、珈琲一杯分の時間で読めるコラムとしてのタイトルにしたわけです。


 前置きがずいぶん長くなってしまいましたが、今回は明元素と暗病反のお話し…。

 これは私が20歳代後半の頃に、ある方から教えていただいた成功哲学です。

 成功する人の3要素は「明るく」「元気で」「素直」、逆に「暗く」「病的で」「反抗的」な人間になれば成功はできませんよ、という内容のお話しでした。

 

 それからしばらくして、30歳代前半に、福島県の太郎庵という和菓子製造販売のお店を見学した時のこと…。

 この会社は当時年商10億ほどの立派な会社で、話を聞きひたすら感心しておりましたが、工場見学で工場入り口を入るとその扉には「明元素」「暗病反」のポスターが、ドーンと貼ってありました。

 写真はその時撮ったもので、自分の手帳にも、しばらく挟み込んでいた記憶があります。

 

写真ではちょっと見にくいのですが、真ん中に「ありがとうは成功を勝ちとるプラスの言霊エネルギー」とあり、明元素のサイドには「現状打破言葉」として《充実している、頑張ります、簡単だ、おもしろい、できる、すてきだ…》という具合に積極的に使っていい言葉というのが書かれており、暗病反側には「現状維持言葉」として《忙しい、疲れた、難しい、つまらない、できない、いやだ…》といった使ってはいけない言葉というのが書かれています。

 

 「難しい、つまらない、できない、いやだ」などは別としても、「忙しい、疲れた」は、ついつい言っちゃうよなあ…なんて思いつつ、この写真を数年ぶりに見て、あらためて反省する私でした…。

 

 さてその和菓子店見学から、さらに数年たったある日、福島県のいわき市で10年で100倍の売上にしたという、かの有名なお米屋さんの相馬屋さんを訪ねた時のこと…。

 

 またまたありました!トイレの中に、全く同じ「明元素」「暗病反」のポスター。

 

 何か定期的に出会うんですね、このポスターと…。そこでどんなところがこのポスターを作っているのかと調べてみました。

 

 そしたらどうやら東京都中野区にあるヒューマンウェア研究所というところが発信源だったようです。ホームページではありがとうグッズとして、写真のようなポスターも販売しています。私も、ちゃんとしたヤツ1枚買ってみようかな…。


ヒューマンウェア研究所のホームページ http://www.arigato.co.jp/index.html

 

 

《2006年5月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

【関根珈琲舎】第1回「ローマクラブ」  2006/4/1記事

みなさんお元気ですか?ピュアネットジャパン株式会社・代表の関根弘幸です。

 

 今回より連載で、またまた私のコーナーが出来てしまいました…。こうして連載記事を書くのは1年4ヶ月ぶりですので、この間に蓄積した情報で、どれだけ絞りだせるか…乞うご期待です!

 

 さて、第一回目の今回に相応しい話は何か…と、考えてみましたが、今回は「ローマクラブの滅亡を防ぐ5つの方法」という話をしたいと思います。

 

 これ、どこで聞いたものか忘れてしまったのですが、当社の社是にしたいと思うほど気に入って、現在私のデスクの脇に張ってある言葉です。

 

『滅亡を防ぐ5つの方法(限界を超える手段)』

@ ビジョンを持つこと
A 正確なモニタリング
B 嘘をつかないこと(正しいことを正確に伝えること)
C ネットワークで考えること
D 愛すること

 

さて、そもそもローマクラブって何ぞやと思い調べてみました。

 

 ローマクラブ(Club of Rome)は、オリベッティ社の副社長で石油王としても知られるアウレリオ・ベッチェイ(Aurelio Peccei)博士が、資源・人口・軍備拡張・経済・環境破壊などの全地球的な問題対処するために設立した民間のシンクタンクで、世界各国の科学者・経済人・教育者・各種分野の学識経験者など100人からなる。

 1968年4月にまず立ち上げのための会合をローマで開いたことからこの名称になった。組織の正式発足は1970年3月。

 定期的に研究報告を出しており、第一報告書『成長の限界』(1972年)では現在のままで人口増加や環境破壊が続けば、資源の枯渇や環境の悪化によって100年以内に人類の成長は限界に達すると警鐘を鳴らしており、破局を回避するためには、地球が無限であるということを前提とした従来の経済のあり方を見直し、世界的な均衡を目指す必要があると論じている。(中略)

 アウレリオ・ベッチェイは、油田視察中に、原因不明の事故でヘリコプターが墜落して亡くなっている。マフィアによる暗殺との疑いもあり、イタリアではさまざまな憶測を呼び、映画にまでなった。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

…ということでした。

 

 「滅亡を防ぐ5つの手段」なんて、何でこんなまがまがしいタイトルが付いてるのかと思ったら、環境破壊のことだったんですね…。

 

 ちょっと前に地球温暖化が氷河期の引き金になるというパニック映画「ディ・アフター・トゥモロー」というのを見ましたが、あの話も作り話だと、バカにしてはいられないのかもしれませんね…。

 

 さてさて、この「滅亡を防ぐ5つの方法」の言葉…、事業にも個人の生き方にも良い指針になると思いませんか?

商売においてもこの5つが、限界を超え滅亡を防ぐ方法なのかもしれません…。
事業家でもあるアウレリオ・ベッチェイ博士、すべてに共通のテーマを掲げたのかもしれませんね!

 

私は、事業と生き方の指針として、この5つの言葉を肝に銘じたいと思っています。

 

《2006年4月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》