【その5】「法律」と「流通の仕組み」が、『まずいお米』を作る!

 さて旧食管法下において、収量重視の農業に風穴を開けたのは健康,安全志向の高まりに対応し、昭和62年に施行された特別栽培米制度でした。

 これは化学肥料等を使用しないなど特別な方法で栽培される米について、一定の条件のもとに生産者と消費者の直接取引を認めるといったものでした。

 そこで美味しくて安全なお米を自分の責任で消費者に届けようという腕自慢の生産者が全国各地で立ち上がったわけです。

 そして平成7年の新食糧法施行以後はご存知の通り…。
農家直売の道が開けたことで、生産者は少しでも多くの人に、少しでも高く買ってもらおうと、美味しい米作りを心掛ける人が増えてきました。

 それまでは法律と流通の仕組み自体が、美味しいお米の生産に歯止めをかけてしまっているような状態だったわけです。