実はこの「V字型稲作」の理論は農薬の進歩と共に確立した理論なんです。
先ほど申し上げました通り、後半のチッソ過多は稲の病気につながります。この病気を農薬で防げるようになってから、この方法が日本全国で一般的な稲作技術となったわけです。

 もちろん味は格段に落ちてしまいますが、生産者にとってはお米の収量が増えるというメリットがあります。

 先にお話しました通り、農協出荷の場合、どんなお米を作ろうが価格は一律なわけですから「1俵でも多くお米を収穫したい」という生産者の心情はやむをえないでしょう。

 さて「そんなことがわかっているなら誰でも有機栽培をやれば、簡単に安全で美味しいお米はできるんじゃない?」と思われる方も多いでしょう。

 ところが有機肥料というのは、そのチッソ含量と効き方を把握するのがとても難しく「じっくり効いて、じっくり落ちて行く」のが特徴で、散布時期や散布量を間違えるととんでもない時期に効いてしまい、お米がまずくなってしまう原因を作ってしまいます。

 このあたりに技術の差が出て来たりするわけです。それでは化学肥料ではどうか?化学肥料は「効きやすく、落ちやすい」という性質があります。

 ところが稲にとっても早く吸収できる分、根が十分張らないうちに茎が大きくなってしまい、頭でっかちで根張りが悪いため倒れやすくなったり、土中の微生物や菌を殺してしまうため、健康な稲が育たなかったり、病害虫に弱くなったりしますので、さらに農薬や化学肥料に頼らなければならない悪循環を招く原因となってしまいます。

 有機肥料を使ったお米に対し、化学肥料だけで育てたお米は風味が淡白だとも言われています。

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