【関根珈琲舎】第10回 「人に伝えることの大切さ」  2007/1/1記事

新年、明けましておめでとうございます!ピュアネットジャパン株式会社の関根弘幸です。

今回は、「人に知ってもらうことの大切さ」と題しましたが、何の業界でも営業って大切なんだな…と感じた、私の学生時代のお話しをしたいと思います。


なぜタイトルを「営業の大切さ」としなかったかといえば、それが営業だったんだということを認識したのはずいぶん後のことで、また「営業」というのは、人に知ってもらうことの延長線上なんだということを感じたからなんです。

 

「人に知ってもらうこと」と考えると、「営業」という作業のハードルもすごく低くなったような気がしますよね!


そして、それは商売上のことだけではなく、人生すべてにおいて大切なことなんだと私自身が感じたとても大きな学びが、学生時代にありました。


自分が考えていること、今やっていること、これからやりたいと思っていることを、たとえ半端でも、未完成でも、バカにされても、人に伝えるということがどれだけ大切かということを知りました。


私が音楽好きだということはご存知の方も多いかと思いますが、学生時代、ヤマハの主催する「EAC」というシンガーソングライターや、作詞、作曲家を目指すアマチュアサークルに所属していたことがありました。


そこには、後に安室奈美恵など小室ファミリーの歌手の作詞を手がけレコード大賞受賞曲の作詞家となった前田たかひろさんや、ちょっと前に大ヒットしたアイドルグループのスピードなどをプロデュースした伊秩弘将さんなどもいました。


今や音楽業界で大成功をおさめたお2人ですが、当時から群を抜いてずば抜けた才能を持っていたかというと、決してそんなことはなかったんですね…。(前田さん、伊秩さんごめんなさい…)


もちろんお2人とも、とても上手ではありましたが、「群を抜いていたか」というと、実はこのお2人よりも、上手な方はたくさんいましたし、多かれ少なかれアマチュアですから、それでも「どんぐりの背比べ」だったと記憶しています…。


ただ今にして考えてみると、このお2人には、他の人と大きく違っていたところがありました…。


それは、人に知ってもらうための努力なんです…。

 

もっと歌の練習をつんで上手くなれば…、ギターの腕をもっと磨けば…、もっといい曲を作れば…その延長線上に「きっと誰かが認めてくれるはずだ」という思いで、自分が納得いくまで誰にも見せず、聞かせず、ひたすら練習を続けるアマチュアミュージシャンが多い中、この2人の行動は違っていました。


伊秩さんは、自分の曲を入れたテープを、音楽事務所、レコード会社等に送り続け、その数500本以上、本人は後で考えたらとても聞かせられないようなひどいものもずい分送ったと言っていましたが、そうして着実に音楽業界にコネクションを作って行きました。


そして前田さん…、今では個人情報の関係でちょっと考えられませんが、当時電話ボックスに備え付けられていた電話帳で、当時から有名作詞家として知られていた来生えつこさんに直接電話をして、「私は作詞家を目指しているのですが、私の詞を見てもらえませんか?」とお願いしたそうです。


なぜか突然の電話でも快くOKしていただいたそうで、その後、来生えつこさんの弟であり当時ヒット曲メーカーとして有名だった来生たかおさんの付き人となり、現在に至っています。


前田さんは、当時から自分の作りためた詞を分厚いクリアーファイルに入れて、いつでも大事に抱えていました。

きっといつでもチャンスがあれば見てもらおうという意識があったのかもしれませんね。


そうしてその後お2人は、音楽業界のいろいろな方にアドバイスを受けて、着々と実力をつけていったのでしょう。


人に言ったら笑われる…、もう少し○○してから…、自分の腕はまだまだ…、まだ未完成だから…、自分で納得がいってないから…、なんて言っているといつまで経っても夢には近づくことはなく、たとえ発展途上でも、人に伝えることで、人はその成長ぶりを見ていてくれるし、アドバイスや協力もしてくれる、そして夢へのスピードが加速するのだということですよね!


それは、業界を問わず、仕事においても、人生においても同じなんだと思います。


「自分の夢や、やりたいことは物怖じせず、恥ずかしがらず、人にどんどん伝えていく!」これは、前田さん、伊秩さんのお2人から学んだ私自身のとても大切な教訓です…。


でも「もう少し○○してから…」とか、つい言っちゃうんですよね〜、ハイ、気をつけるようにします…。それでは、本年も何卒よろしくお願い申し上げます!

 

《2007年1月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》