【関根珈琲舎】第12回 「感謝のバランス」  2007/3/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

最近、「関根珈琲舎読んでるよ」と声を掛けていただいたりして、ちょっと嬉しい私です…。

読んでくれている人がいるとわかれば、頑張って書かなきゃと思うのですが、計画性の無さなのか、いつも間際になってドタバタ騒ぎです…。(汗)

 

今回は、感謝のバランスと題しましたが、この頃、世の中の仕組みは全て「感謝のバランス」で成り立っているのかなと感じたりしています。「感謝」とは当たり前ですが、相手に対してありがたいと思う心ですよね。


たとえば自分が相手にしてあげていることより、相手にしてもらっていることの方が大きい場合は、申し訳ないな…ありがとう…と感謝の気持ちが出ます。


逆に、自分が相手にしてあげていることより、もらっているものが小さい場合は、不満になります。

でもよく考えてみると、相手に与えているものと、自分がもらっているものの大きさをはかるのは自分の心なんですよね…。


相手がしてくれることと、自分がしてあげることは、ほとんどの場合、質の違うことで、例えば夫婦の場合、奥さんが家事、旦那が仕事。全く質の違うことなので、絶対に労力的なバランスは取れません。

共稼ぎでも一緒です。なのにお互いにどこかで相手の仕事と、自分の仕事を天秤にかけているんですよね…。


それでも、たまたま偶然「相手が6の仕事をしてくれているのに、自分は4しかできていない」ということを「お互いに」思っていたとしたら、良い関係を保つことができます。お互いに相手が6同士で12。本物の天秤ではありえませんが、V字型天秤ですね。


逆にお互いに「自分がこれだけしているのに…」って思っていたら、への字型天秤。


米作りにもV字型稲作とへの字型稲作というのがありますが、この話はまたいずれどこかでするとして…。


相田みつをさんの言葉にも「のに」がつくと「ぐち」が出るなんて言葉がありますが、お互いに愚痴が出始めると上手くいかないですよね。


さてさて、これは夫婦のことだけでなく、友達でも、同僚でも、親子でも一緒ですし、最近感じているのは、仕事や商売でも一緒なのかなということなんです…。


商売や仕事の場合は、その対価が商品代金や、給料などのお金となるわけですが、たとえば会社の場合。


「こんな安月給で…。」という社員と、「ろくな仕事もしないで…。」という社長、これは、夫婦のへの字天秤と一緒ですよね。


お店の場合を考えてみると、商品に値段を付けるのはお店の方。

だからお店側としては、その商品をその値段とイコールだとして提案しているわけですが、どこかに「こんなに安くしてやっているのに…。」という気持ちがあると、接客もおざなりになりますし、買ったほうも「何か感じ悪い店よね。」ということになります。

これもへの字天秤ですよね。


ところが人間ですから、どの場合も例外なく、相手が感謝してくれないから…、○○してくれないから…、これだけしてるのにこれ以上したって何も変わらないでしょう…みたいなことになりがちです。

 

自分より先に相手に求めているわけですね。そうすると、負の連鎖が始まります。


 同じことをしても、感謝してくれる人と、してくれない人がいますが、もっと厳密に言うと1のことを10に感じてくれる人と、10のことを1に感じる人の違いなんでしょうね。でもその1と10を決めるのも、実は自分の心。うーん難しい…。


 でも、自分が1しかしていないと思っているのに、10倍くらいの感謝をされると、逆に何かしてあげたくなっちゃいます。

こうなると良い連鎖が始まります。


神様ではないですから、見返りを求めず、無償の愛というのはなかなかできるものではありませんが、せめてお互いに感謝し合い、共生し合えるといった「良い連鎖」を生むためにも、小さなことに大きな感謝の気持ちを持てる人間になりたいですし、そういう商売をしたいなんて思ったりする今日この頃です。


まだまだ感謝の気持ちが足りないと自分に言い聞かせつつ…それでは、また来月!

 

《2007年3月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》