【関根珈琲舎】第28回 「お米を食べると、CO2が減る!?」  2008/9/1記事

こんにちは、ピュアネットジャパンの関根です。

最近、少しずつ、秋を感じる空気になってきた気がします。

そしていよいよ新米シーズン、みずみずしいお米がとても嬉しい季節です。


収穫の時期の産地は、見渡す限りの黄金色、とても美しい風景です。

200809とんぼと田んぼ

その昔、日本が「黄金の国ジパング」と言われたのは、金の産出だけでなく、一面の稲穂の風景も手伝ってのことだったんじゃないかなんてロマンチックに想像したりしています…。


さてさて、最近の異常気象、全国的なゲリラ豪雨、地球の温暖化がマスコミ等で取り沙汰され始めた途端に、肌身にそれを実感するほど、自然災害が増えてきました。


皆さんも、何か自然の異常を感じ始めてから、そのスピードが加速している気がしませんか?


でもずいぶん前から異常気象に警鐘を鳴らしていた専門家もいたようです。

よくよく考えてみると、私が小さい頃に、冬には当たり前だったバケツの氷や、ザクザク踏んだ霜柱も、今ではほとんど見かけません…。


さて今から4年前の2004年に、「デイ・アフター・トゥモロー」という映画が公開されました。

話題の映画でしたので、見た方も多いかと思いますが、この映画は、地球の温暖化によって極冠の氷が溶けたことで、海流に異変が起き、その結果として超大型低気圧――スーパー・ストームが発生して、地球に氷河期が訪れる…といった映画でした。


この映画をみた当時は、「こんなに急に氷河期が来るわけないよね」なんて笑い飛ばしておりましたが、その後まもなく現実のニュースで、アメリカに頻発する巨大竜巻や、大型ハリケーンの映像が流れました。

 

しかもその原因が、海面温度の上昇による気圧の変化だというから、何か、映画スクリーンの中だけのことと思っていたら、本当に氷河期が来てしまうのでは…と感じるほど、映画とオーバーラップすることが多いんですね、最近…。


さて温暖化の原因となるCO2を減らすには、日本をはじめとする消費国の自給率を上げることも、とても大切です。

 

輸入をする事で途上国の飢餓が救われるのであればいいのですが、先月号で書いた珈琲のお話の通り、どちらかといえば農業も、アメリカやEUなど先進国の経済戦略商品となっているので、やはり消費各国の自給率を上げることが正解のような気がします。


最近「フードマイレージ」という言葉で注目されつつありますが、食品を運ぶための輸送で排出されるCO2を減らそうという運動があります。

 

200809フードマイレージ


ちなみに「国産小麦」の食パンを食べることで、冬、自宅のエアコンの温度を1℃下げるくらいCO2を減らすことができるといいます。

海外の食べものは日本まで、たくさんのエネルギーを使って運ばれてきています。

 

ちなみにコンビニの幕の内弁当1つに使われている食材のマイレージをみると、16万キロ(地球4周に相当する距離)にもなっているそうです。

日本のフードマイレージは世界的に見てもダントツに多いとのこと…。

 

40%以下という極めて低い日本の自給率を、絶対にこれ以上下げてはいけないですし、生産者がどんどんやめてしまう今の状況も、何とかしないといけないですよね。


世界的に見ても、国内だけで考えても「地産地消」が一番環境に優しいということですし、地元のものを食べるのが一番体に良いという「身土不二」といった考え方もあります。


日本の食材はちょっと高いですが、その分、パンではなく、腹持ちのするお米を食べる「昔のような食習慣」がもっと根づけばいいですね…。

 

私自身も、忙しいとついつい麺類などを食べてしまいがちですが、なるべくごはんを食べるように心掛けたいと思います。

それでは、また来月!


《2008年9月1日発行 「玄米工房情報ふぁ〜む」コラム記事 関根珈琲舎より》

記事一覧へ